
緊縛の誓い

夢乃マホは毎回アバン担当なのか
<中堅戦>
清澄高校 三年・竹井久
風越女子 一年・文堂星夏
鶴賀学園 三年・蒲原智美
龍門渕高校 二年・国広一
自ら悪い待ちにする部長。
部長には和のように確率を計算する能力はない。
だから、自分らしく打つ。

青色の炎を出す部長。
灼眼のシャナの“棺の織手”アシズと同じ炎の色ですね。
“青”はクールさ、“炎”は内に秘めた情熱と
部長のキャラクターを象徴していると深読みしてみたり。

完全理論派の和は
何でわざわざ悪い待ちにするのか理解できない。

和
「それは偶然です!一時的なランダムな偏りを、
流れとかジンクスだと思い込んで
心縛られているだけですっ!!」
現実なら和の言っていることは間違いなく正しい。
その「心縛られている」人間ってのが
ギャンブルで失敗しやすいタイプなんだから。

麻雀の打ち手には、大まかに分けて三種類いる……
デジタル派
運に頼らず、確率を重視し、その場でその場で最も効率的な打ち方をする打ち手。
何千局というスパンでの勝率を上げることを目的としている。プロ向きの打ち方。
なので、一発勝負で必ず勝てるとは限らない。
ただし、計算のみを重視し、相手の打ち方に左右されにくいので主だった弱点も無い。
超能力の類ではないが、究めればあらゆる局面で最適な行動を導き出せるようになり、
その高度な演算能力は、生半可な特殊能力を遥かに上回る。
作中の打ち手:原村和、龍門渕透華
ジンクス派
流れがあると信じたり、ツモった牌に意味があると考えたり、
理論以外の部分に勝ち筋を見出す打ち手。
何らかの特殊能力を使う打ち手は大半がこのタイプに含まれる。
特定の条件下で無ければ能力を発動できない(タコスの東場麻雀)
相手の打ち筋に左右される(まこの記憶麻雀)など相性ゆえの弱点も多い。
作中の打ち手:井上純、竹井久、染谷まこ、片岡優希、妹尾佳織
オカルト派
超能力めいた不思議な和了りを連発する怪物。
その本質は本来ランダムであるはずの運を法則化する矛盾。
偶然を必然にするのは、本来ありえないこと。
しかし、オカルト派の打ち手はそれを成立させる。
だからこそ、ランダムでもジンクスでもない、正真正銘のオカルト。
ジンクス派との最大の違いは、ムラが無いこと。発動条件も無いに等しい。
運に頼りながらも、その実デジタル派を凌ぐ確実性を備え、破壊力も抜群。
流れやジンクスといったものではなく、
その根本である“運”そのものに干渉する能力なので、
上記のジンクス派全ての能力を封殺できる。まさに最強レベルの打ち手。
作中の打ち手:宮永咲、天江衣
ワンピースでいうなら、ゾオン、パラミシア、ロギアみたいなものです。
つまり……咲や衣らオカルト派とそれ以外の打ち手とは、
ロギアと他の能力ぐらいの圧倒的な差があるということです。
存在そのものが反則級なんです。
福路キャプテンなんかはどれに分類していいか迷うね。
運任せではないから、どちらかというとデジタル派なんだろうけど、
他人をコントロールして勝利を掴むという、対人重視の打ち方だしね。

久
「悪い待ちにして負けることもあれば
理論派にもなれるけど……
いつも勝っちゃうのね」

和は部長には全幅の信頼を置いているので、再び安眠に入ります。
部長の地獄単騎

青色のオーラが……


文堂さんが餌食になりました。
モノローグで長々と喋ったのが敗因でした。

龍門渕は最下位に転落。まぁ部長の逆境理論では不利になった方が有利になるわけですが。

久
「あえて悪い待ちを選び、そして和了る。
これが私の打ち方、そして、これが私自身!」
部長はあえて悪い待ちにすることで幸運を引き寄せる
逆境麻雀の使い手でした。
これは麻雀のみならず、部長の人生哲学でもある。
これは中々強力。何故ならば、普通にやっていれば
良い待ちよりも悪い待ちになる方がずっと多いはずなのです。
だが、部長の逆境麻雀はこの不利を有利に変える。
和了れる確率は普通にやっているより高くなるかもしれません。

すげーどーでもよさそうなコーチ
携帯ゲームやってるだけだったりして。

部長は女泣かせ

池田
(泣かないで……
不思議だ……上級生なのに、肩を抱き締めたくなる。
お願いです、笑っていてください。
私が、勝ちますから……)
切ないなぁ……池田
池田はキャプテンが好きなんですよ。
出来れば自分を特別扱いして欲しいんですよ。
でも、キャプテンはみんなが好きなんですね。
部員全員に平等に愛を注いでいるんですよ。
これは池田にとってはツライ。

もう食べられないよ~的な夢でも見てそうだ。
エトペンとはエトピリカになりたかったペンギンの主人公だった。

衣
「もうすぐお前のご主人様の下に連れていってやるからな!」
ペンギンを届けた相手と友達になろうと目論む衣。

何かかっこいい上がり方をする部長
こういうのはアニメだと映えるなぁ。

福路「牌が可哀想……」
池田「マナー悪いなぁ」
こういう点でもキャプテンと部長は対照的ですね。

昼飯もカツ丼を食うカツ丼さん。
三食全部カツ丼なんじゃなかろうか。
藤田プロの好物はカツ丼と衣。

清澄、一気にトップに浮上

一
「手がうずく……手品を使いたいんじゃない。
このピンチが、色々と思い出させるんだ」
一と透華の出逢いは二年前に遡る……

透華は一を勧誘するために現れた。
しかし当時の一にとって麻雀はトラウマで……
三年前の小学生大会の県予選決勝チームのピンチを救うため、
マジシャンである父親譲りの手品を使った。
明らかな牌のすり替えが発覚し、
それによってチームは敗退したという苦い過去が……
と、前に三つの系統について話しましたが、それはあくまで麻雀のルールの中での話。
第四の系統とは、ルールを外れた方法で勝利を狙う打ち手……
早い話がイカサマです。
ある意味真の最強ですが、バレた時のリスクも高いです。
大会では、バレても負けるだけで済みますが、
金のかかった勝負ならば、金額や状況によれば
下手をすると命まで失うことになるかもしれません。

透華
「あなたはそんなことなさらなくても魅力的な打ち手ですわ」
編入手続きも済ませ、マジシャンである父親の許可も取った。

一
「何……この強引な人」

拘束具で両手の動きを封じ、それ以外は家でメイドをしてもらう。
いきなり拘束具を取り出す透華様は自由奔放です。
傍から見ればやばい人買いにしか見えません。
鎖はイカサマ封じ目的もあるんだろうけど、
それ以外にも透華様の趣味が多分に入っていると思われます。
タイトルの「悪戯」ってのは、
透華様が一を鎖で拘束して色々悪戯するということなのか。
というかこのタイトルは先週の話だろうと思ったり。

透華
「手品を使わない貴方が欲しいんですもの」

この台詞に一ちゃんはノックアウトされました。
頬染めるのがいいですな。
ここはアニメオリジナルだがいいシーンだ。
透華様はとにかくかっこいい。
先入観に囚われず、相手の本質を見抜く眼力を持っている。
自信満々な目立ちたがりならいくらでもいるが、
透華様はそれに相応しい人間性も持っているお方なのですよ。

こうして、
一ちゃんは稼ぎの悪い父親に売り飛ばされました。

一
「透華は、手品を使わないボクを買ってくれた。
この鎖が無くてもボクは真面目に打つ。
信用を得るために鎖が必要なら、
その戒めを抱えたままでいい」

一
「どんなピンチでも自分を曲げない――
正攻法(まっすぐ)なボクで行く!!」

かつては手品麻雀の使い手だった国広一は、
過去を悔い、自分を信頼してくれる大切な人を得て、
自戒麻雀の使い手へと成長しました。

透華
「はじめが!はじめがやってくれましたわ!!」
透華様の眼に狂いは無かった。
一見、奇異に見えるけども、透華様は一の腕を買い上げ、
一はその信頼に全力で応えようとしているんですね。
そういうところが良いのです。


エトペン、無惨!!
腕を引き千切られてしまう。

人間に当てはめるとこんな感じです。
衣も噛ませコンビも共に善意で行動していたのにな……
善意と善意の衝突は時として
計算された悪意以上の悲劇をもたらすものだ。
点数はほぼ平らの横並び!!

透華
「はじめはやればできる子!やればできる子ですわっ!!」


福路
(上埜さん……上埜さん……上埜さん……)

久
「人間は一番弱いと思っているところに『くる』のよねぇ」
原作読んでいた時は気づかなかったが部長の発言ってこういう意味だったのか。

つか、蒲原智美にもちゃんと怒りの感情があったんですね。


部長とキャプテン、運命の再会!

文堂さんを始め、邪魔者は排除されて二人だけの空間になります。
って、ここで引くのかよ。
あ~来週何がしたいのか読めました。
野暮ったいので言わないけど。
今週は部長無双、そして一×透華、
部長×キャプテン派には大変美味しい回でした。
構成を変えている他、オリジナル要素もちょくちょく加わっていますね。
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