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蒼天航路 第4話「炎の宴」

今週からOPの前に中尾隆聖のあらすじ紹介が追加。

曹騰

曹騰別宅、桃仙院


曹騰2

きれいな曹騰

存命中の出番はこれが最後になりますね。
曹操の激しい勤務振りは曹騰の下にも届いていた。
曹操にとっては温徳殿も点景の一つに過ぎず、
常に天下全体を見つめてきた。


曹操

曹操
「洛陽を知り、帝を知る。
すなわち地を知り人を知り、そして己の天を知るに至る」


その為に北部尉を選んだ……
全ては計算通りだったのか……

曹操のすることは突飛なように見えても
最終的には一つ一つが意味を持つことがわかり、大きな成果に繋がって行く。
広くものを見て、全てを点景として捕らえているから出来る事なのだろうか。


趙忠

趙忠(ちょうちゅう)

霊帝に「張譲は我が父、趙忠は我が母」と言わせた宦官
バッハとハイドンみたいな関係か。微妙にオカマっぽい喋り方。
蹇碩は趙忠に頼んで、皇族にあえて禁を破らせる。


亶公2

亶公(ぜんこう)

現皇帝・劉宏の叔父
蹇朔とはまるで位の違う相手である。

自身の歓楽の為に禁を破り、門衛を弄び、
漢王朝の法を侮蔑した罪で百打擲の刑を下す

皇族と言われても曹操は退かず、尚更罪は思いとして更に百打を加える


曹操2

曹操
「無礼者はお前だ!!」

「城門はその内部の貴重なものを守るためにある!」
「ご自身を守るための法をないがしろにされるとは!」
「天の理が分からぬ貴方は、敬うに値しない!!」


出ました、曹操の十八番、
相手が誰だろうと上から怒鳴りつけて圧倒するが!!

皇族の護衛を棒一本で軽々と叩きのめす曹操。

貴重なものとは皇族で、皇族を守るものは国であり、
城門は国の守りを示す法の入り口。

自身を守るための法をいい加減に扱うのは愚かの極み。
守られる人が守る人の邪魔をされちゃ仕事にならない。
内側から食い破られるようなもの。

自分は何によって守られているのか
よく見つめなおすべきということでしょうな。


宋鎰

宋鎰
「この方を打てば死罪、
北部尉殿の命令に従わぬのまた死罪。
ならば選ぶのは簡単至極」


選択の余地が無いとはまさにこのこと。
どうせ死ぬなら、自分が尊敬できる相手の命に従うことを選ぶ宋鎰。

刑を執行する。


亶公3

五打擲を耐えた!

曹操も中々の耐えっぷりと褒める。
誰でも平等に評価する曹操は、皇族の威光は恐れないが、
打擲を耐えた亶公自身の根性には敬意を払います。


曹操
「あなたには死んでもらわなければなりません」



蹇碩

あえて突入するのを遅らせて、亶公を見殺しにする蹇碩

曹操
「殿下をお守りする役目を怠ったお前は死罪だな」


曹操は蹇碩の策略など見抜いていた。
曹操が皇族だろうと処罰を下すと計算した上で、皇族にあえて禁を破らせた。


蹇碩3

蹇碩
「皇族を殺めたお前は死罪じゃ!!」


真殿さんはこういうヒステリックな演技が本当に上手いなぁ。
聴いてて心地よくさえある。

どれだけ脅しかけられても、「だから何?」と言う風に全く動じない曹操。


蹇碩2

曹操
「北門の禁令を破っていきがったのはいいが、
その後、わずか一打擲で悶死した蹇朔の甥、蹇碩殿よ」


民衆にまで随分みっともない死に方だったと囁かれる。
ほとんどネタキャラ扱いだよ、蹇朔。
我々がヤムチャやコーラサワーのやられっぷりを見てげらげら笑うようなもんか。
この辺は地味にアニメオリジナル。


曹操3

曹操
「貴様は宮中に巣食う害虫でしかない!」
「この曹操、謀略に嵌まった殿下を
殺すほど愚かではない!」


自分の謀略の為に殿下の命を弄んだ蹇碩を糾弾する曹操。
亶公の死体と思われたものはただの米袋だった。
城壁の上には、生きている亶公が……

亶公
「蹇碩、この食わせ者め」



蹇碩4

やっちゃった!!

蹇碩の計略など曹操は全てお見通しだった!


この一件で亶公に気にいられた曹操。
5打擲と皇族批判についてはあっさり水に流してくれる。
大層こたえたと言っているから、
自分でも仕方ないことだと受け入れているのだろう。
中々大物ですね。

亶公
「あそこで奴を叩き殺してくれたらもっと良かったのにのう」


蹇碩一人を殺したところで皇族を敬わない十常侍の行いに変わりはない。
今回の謀略は蹇碩一人の陰謀ではない。
十常侍をこらしめるために協力を仰ぎ、
曹操が調べた十常侍の悪逆非道の行いを上奏を許してもらうよう頼む。


亶公4

亶公
「曹操、まるで君の方が罠を張っていたようじゃ」


全て計算ずくだったかのような曹操に驚愕する亶公。

蹇碩が何らかの謀を用いて自分を陥れようとすることも先読みしていたのか。
どこまで読んでいたのかはわからないが、
十常侍に亶公を利用させることで、
彼らの悪行を強く印象付け、自然な形で協力を取り付ける。
よくもここまでスムーズに話を進められるものだ。
何が起こってもすぐに先のことを考えて
計画に組み込める思考が出来上がっているのだろう。


張譲

みすみす曹操に上奏の機会を与えちゃった蹇碩と趙忠にお怒りの張譲
「だから言わんこっちゃねー」と二人に怒りのビンタを食らわします。
十人全員で曹操の上奏を阻止しようとする。
亶公を確保するよう指示を出すが……

帝の為の端午の節句の宴
宴を取り仕切っているのは亶公

曹操はこれまた先を読んで亶公を隠す


劉宏

皇帝 劉宏(りゅうこう)

BASARA版今川義元並みの無能っぽい。


亶公5

曹操4

皇帝の前で剣舞を披露する曹操

曹操様かっこええなぁ。二の腕の筋肉すげぇ。

この辺はアニメだとカラフルで映えるシーンだなぁ。
次々に女が失神していきます。


曹操8

曹操の衣装は原作と大きく違いますね。
原作では口紅塗って衣装も女性のもので、
京劇っぽいイメージだったのに対し、
こちらは肌の露出が多く、男らしさや精悍さ、
たくましさを強調しているような気がします。

まぁ、女性が見て失神するとしたら
よりセクシーなアニメ版の方かなと思います。
髪おろしているのもポイント高い。
日本人の感覚からすればやっぱ男に口紅は無い方がいいと思うし。


曹操6

“水晶”を持って張譲を挑発します。
さらに十常侍達の目前で虚空を斬る。


劉宏2

劉宏
「舞じゃ、舞じゃ、恐れるバカがあるか」


十常侍からすれば本当に殺されてもおかしくない気分だろうが、
皇帝はそんなこと知る由もない。
特に曹操から怨まれている張譲にとっては生きた心地がしなかったろう。


張譲3

まぁ冷静に考えればここで曹操が殺しに掛かるはずが無いんですが、
それでもビビッて逃げたことが余計に屈辱をあおるのでしょう。
剣舞にかこつけてちょっとだけ借りを返す辺り、曹操のやることには抜け目がありません。


張奐

十常侍は射手に命じて曹操を狙撃しようとするが、曹操はあっさり弾く。
亶公に飛んできた流れ矢も、仮面を被った張奐が阻止し、刺客を始末する。



曹操7



劉宏3

全部芝居仕立てであり、宴の趣向だと思った皇帝は見事な舞に大喜び。
褒美をとらすと言われ、この場での上奏を希望する曹操。


張譲2

先ほどまでとはまるで違う穏やか~な態度で上奏文を横取りしようとする張譲
この切り替えの速さはさすが十常侍のトップといったところ。
しかしそれは皇帝の「よいではないか」で出したことで失敗する。


曹操9

髪下ろした曹操は格好ええなぁ。
やっぱり黒髪ロングヘアーはいい……男女どちらでもよく似合う。

何か(駄目だこりゃ……)とか言いたそうです。


とりあえず当初の目論見どおり上奏は果たしたけども……


劉宏4


曹操10

曹操
(これが帝とは……先が見えるな)


もうこの時点で曹操には結末が読めていたみたいね。

張譲は曹操を県令に抜擢して安心させ、
女を使ってあっさり皇帝をたらしこむ。
美女がざわざわ言い出すタイミングも計算されています。

散々曹操に苦汁を舐めさせられた十常侍だが、
最終的には自分達の権力はまるで揺るぎもしなかった。

これぞ試合に負けて勝負に勝ったならぬ、

勝負に負けて試合に勝った

でしょうか。


曹操は冀州頓丘の県令に任命される。
異例の大抜擢であるが、要は張譲による厄介払い。

曹操のような男の動きを封じるには、
地位だけ上げて中央から遠ざけてしまうのが一番だと張譲たちも学習したのだろう。


曹操11

曹操
「ならばよし!
未だ我、天命を問う時期にあらず!
一度上奏した結果であれば、
如何様なものでも受け止めておく」


ならばよしって、アニメだと曹操の口癖みたいになるのかな。

何もかもが曹操の計算通りに進行したが、
それでも腐敗した朝廷の闇はあまりにも深すぎた。
ここでまだ自分が天下を動かせる時期ではないことを悟る。

最初から諦めるのではなく、今の曹操に出来ることを
やり尽くした結果だから、素直に受け入れられるのでしょうか。


まぁこの潔さも曹操の長所の一つです。

冀州へ向かう曹操
隊員の多くが追ってきたが曹操は引き続き北門に戻るよう言い渡す。

張奐には武芸指南として亶公に仕え、身辺の護衛に当たるように
宋鎰には頓丘周辺の悪党を調査するように
辛には先に頓丘の官舎に向かわせ全ての準備を整えるようにそれぞれ命じる。

巻き込まれた殿下に十常侍の手が及ぶことを危惧したのですね。
アフターケアも行き届いています。


曹操と十常侍との戦いは終始曹操が優位で実に痛快だったのですが、
最終的には痛み分けみたいな形で終わる辺り歴史ものらしいですね。


<新キャラの声優>

亶公:牛山茂
皇帝(劉宏):佐々木望
趙忠:園部啓一


牛山さんはスパロボOGのヴィルヘルム・フォン・ユルゲン、
佐々木さんはマジレンジャーの冥府神ワイバーン
園部さんはボーボボのところ天の助。

十常侍X:ジョン・ウー

台詞は十常侍が曹操に切られそうになるところでの
「ジョン!」「ウー!」「アー!」

ネタ役かよ!!

何かようやく蒼天少女のコーナーに意味が出てきたな……

とりあえずまともな台詞を言わせなかったことは英断と言えよう。
あくまで素人はモブに留めているあたり、
お遊びの域を出る事はありませんね。
その辺はさすがに良心的なつくりです。

近頃はレギュラーで棒読みとかわけのわからない事態が発生するからなぁ……


ジョン

最後は「蒼天航路、ならばよし!」と言ってくれました。
あれやっぱりキャッチフレーズみたいなもんなんだw


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コメント


TBが届かぬならコメントです。

>存命中の出番はこれが最後になりますね。
 後に新しい王朝下でこの方も廟号を贈られました。宦官で皇帝の贈り名されたのってこの方が初めてかも。
>我々がヤムチャやコーラサワーのやられっぷりを見てげらげら笑うようなもんか。
 至極納得!最後に栄華が待っている?だが続くかどうかにある。人生どうなるか分からないからなぁ。

>どうせ死ぬなら、自分が尊敬できる相手の命に従うことを選ぶ宋鎰。
 今のアニメには宋鎰並みの判断ができないでいるキャラが多いから、これは良かった。

>真殿さんはこういうヒステリックな演技が本当に上手いなぁ。
 へえ、袁術あたりでもう一度登場するかもしれない。。。

>ならばよしって、アニメだと曹操の口癖みたいになるのかな。

 俺がガンダムだと流行するよりマシに思えます。

>上奏は果たしたけども
 彼はこの後も上奏していますね。でもやっぱりなんですよね。先が見えてもやることは最後まで手を尽くす辺りが曹操らしいかなって思います。

五遷・主簿さんコメントありがとうございます。

>  後に新しい王朝下でこの方も廟号を贈られました。宦官で皇帝の贈り名されたのってこの方が初めてかも。

何たって初代皇帝の曽祖父さまですからねぇ……


>  至極納得!最後に栄華が待っている?だが続くかどうかにある。人生どうなるか分からないからなぁ。

当人にしちゃ笑い事じゃないのに
ネタにされて笑われる習慣は当時からあったのだろうかなぁ。


>  今のアニメには宋鎰並みの判断ができないでいるキャラが多いから、これは良かった。

まぁ、それには曹操クラスのカリスマがないと無理ってもんですからw


>  へえ、袁術あたりでもう一度登場するかもしれない。。。

おお、それは楽しみ。是非聞いてみたい。


>  俺がガンダムだと流行するよりマシに思えます。

流行したんだろうか、ようわからん。
つか刹那がまともになった今じゃ死語化しつつあるよーな。


>  彼はこの後も上奏していますね。でもやっぱりなんですよね。先が見えてもやることは最後まで手を尽くす辺りが曹操らしいかなって思います。

やれるところまでやってみる性分なんですかね。
それでちゃんと自分の身を守る手も打ってあるのも凄いんだが。

>皇帝の前で剣舞を披露する曹操
 これ、よかったですねー。ここまでもソツなく原作をアニメにしてはいたんですが、ちょっと淡々と進んでいる気がしてたんですよね。こういう効果的なオリジナルを混ぜられるというのは、スタッフに余裕とやる気が感じられて嬉しいですね。

 曹操の衣装は見覚えがあるような・・・単行本の表紙か、連載初期の頃のイメージシーン辺りから引っ張ってきたのかな?

あきらさんコメントありがとうございます。

>  これ、よかったですねー。ここまでもソツなく原作をアニメにしてはいたんですが、ちょっと淡々と進んでいる気がしてたんですよね。こういう効果的なオリジナルを混ぜられるというのは、スタッフに余裕とやる気が感じられて嬉しいですね。

あ~確かにそれは言えるかも。
中々オリジナルをいれづらい内容なのに上手いことやったな~と思います。


>  曹操の衣装は見覚えがあるような・・・単行本の表紙か、連載初期の頃のイメージシーン辺りから引っ張ってきたのかな?

何分原作が膨大ですからねぇ……
私が持っているのは文庫版だから単行本の方の表紙は知らないし。

現実に宋鎰のような境遇になったら、戸惑ったり、躊躇したりしまいそうになると感じましたが、確かに法が何を守るにあるかという自覚がないと困るのは我々も同じです。

Re: タイトルなし

> 現実に宋鎰のような境遇になったら、戸惑ったり、躊躇したりしまいそうになると感じましたが、確かに法が何を守るにあるかという自覚がないと困るのは我々も同じです。

人生でこういう局面には立たされたくないw

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