バッカーノ!の成田良悟先生が書いた
Fateの外伝小説って事で楽しみにしてました。
以下ネタバレ
<簡単な感想>
ついにエルキドゥ参戦か!
あ~ウェイバー出てる!
全能力使用アサシン!
黒死病のサーヴァントって何でもありやな
やっぱりこの人こっちの意表を突く
キャラを設定するのが上手いわぁ。
アーチャー
真名:ギルガメッシュ
毎度おなじみ英雄王。
偽りの聖杯戦争という事で本気を出す気は無かったが、
かつての親友の召喚を知り俄然やる気に。
その際ティーネに若返りの薬を渡している・
マスター:ティーネ・チェルク
黒髪に褐色の肌の少女。スノーフィールドに共生した一族の長。
土地の中でのみ魔術を行使できるがその分強力。
本来ギルガメッシュを召喚した魔術師を殺してマスターとなる。
聖杯に興味は無く、
先祖代々の土地を蹂躙する魔術師を放逐する為に聖杯戦争に参戦する。
バーサーカー
真名:氏名不詳(切り裂きジャック)
誰も正体を知らないサーヴァント。
ゆえに男だろうと女だろうとどんな姿の人間にでもなる事が出来る。
一般的には“切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)”の名で呼ばれている。
性格はかなりまとも。狂気の象徴である為、バーサーカーのクラスになるしかなかった。
ゲームの懸賞品のナイフから召喚された。
聖杯を求める目的は自分の正体を知る事。
マスター:フラット・エスカルドス
男性。ウェイバー・ベルバットの弟子。
天才だが魔術師としての意識が欠片もない。
ただ聖杯を見たいため、六人の英雄と
仲良くなって世界征服を目指すなど適当な理由で参戦する。
アサシン
真名:氏名不詳
女性。フードのついた黒いローブの少女。狂信者。
妄想心音、空想電脳、夢想髄液……
過去に登場したハサンの能力を複数使用できる。
新しい奇跡を生み出す能力は無いが、
過去に存在した十八の長の奇跡を全てその身に修得している。
召喚されて早々、異端の魔術師を排除しようとマスターを殺して自由の身に。
しかし……
マスター:ジェスター・カルトゥーレ
男性?本名かどうかも不明。吸血種。
生ける屍のため、アサシンに殺されても生きていた。
アサシンを屈服させて絶望の表情を見るため、単身聖杯戦争に参加する。
キャスター
真名:氏名不詳
男性。オリジナルを上回る宝具の贋作を作る能力を持つ?
マスターを兄弟と呼ぶ。かなりフランクな性格。
どうも正体はアレクサンドル・デュマらしい……
マスター:氏名不詳
男性。スノーフィールドの警察署長。
部下の警官隊に宝具の贋作を装備させて、人間の手で英雄を打ち倒そうと目論む。
ライダー
真名:なし(病原菌)
黒死病、スペイン風邪などで怖れられた病原菌のサーヴァント。
空気や水、そして人に乗る事からライダーのクラスになる。
人格などは存在せず、聖杯戦争に必要な知識だけが備わっている。
病気に感染させ、人形として操る事が出来る。
椿の夢の中での願いを現実の世界で叶える。
マスター:繰丘 椿
10歳の少女。両親によって細菌による魔術改造を受け、
それが原因でこん睡状態となって病院に入院している。
夢の中でライダーと契約する。
ランサー
真名:エルキドゥ
淡い緑色の長髪をした、中性的な美少年。
かつてギルガメッシュと互角の戦いをして、親友となった。
マスター:氏名不詳(合成獣の銀狼)
見た目は銀色の狼。『神』クラスのサーヴァントを召喚する触媒として
作られた合成獣だが、ランサーのマスターとなる。
やっぱりFateは
いかにしてルールの穴を突くかが最大のテーマになってますね。
本家といいZeroといいそして今作といい
純然にまともと呼べるマスターとサーヴァントの
組み合わせなんて殆ど存在しませんよ。
複数の宝具を使うサーヴァントがいたり、
サーヴァントを召喚するサーヴァントがいたり、
触れたものを宝具に変えたり、
サーヴァントが複数で一組だったり、
マスターが代役だったり、マスターが二人いたり、
今回真っ向からの武力を頼りにするタイプは
ギルガメッシュとエルキドゥ、あとアサシンだけ。
ほかは名前が無かったり、病原菌だったり、
宝具作りに専念して後は人間任せだったり・・・
人に感染する=乗るから黒死病がライダーってのも目から鱗でした。
マスターが死徒ってのも前代未聞ですね
マスターは弱い、という当然の前提条件すら崩れてしまう。
これだとアルクェイドとセイバー、ネロ・カオスとギルガメッシュの
タッグも可能って事になりますね。
今回は、お互い反目しあう関係って事でハンデがついていたりしますが……
百人のアサシンってのも意外だったけど、今回のアサシンにも驚かされたな。
死んでいった同胞たちの技を使う……さしずめ幻獣キメラ拳やな。
それにしても……
やっぱり明確な主人公がいない話って面白いですね
バッカーノ!やFate/Zeroがまさにそんな感じだけど、
一人の主人公に視点を絞るより、複数のキャラクター達が
全くの同格として戦いを繰り広げる話の方が面白かったりする。
主人公中心になる事なく、
複数のキャラのよさを最大限引き出す作品の方が、私は好きです。
小説の方は、全部のマスター、サーヴァントが出揃ったところで終了。
続きは貴方が考えてください、だそうです。
まぁ、どんな作品でも新キャラが登場するシーンが一番面白いので、
そういう意味では170ページながらもぎっしり内容が詰まった作品だったかなと。
やっぱりギルガメッシュとエルキドゥの
頂上決戦になるのは避けられそうも無いなぁ。この二人はマスターも強いし。
アサシンVSジェスターの追う者追われる者対決の行方も気になる。
黒死病はどうやって話に絡ますか難しいところだ。
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