~2021年アニメアウォーズ~
・最優秀作品
・特別賞 (捨てがたいものや大穴だったものなど)
・キャラ部門 (男性・女性それぞれ。性別不明の場合はお任せします。)
・OP部門 (映像込みの評価でお願いします)
・ED部門 (同上)
・最優秀作品
ウマ娘 プリティーダービー Season 2
長い長い開発期間を経て、ようやくリリースされたアプリ版が
爆発的にヒットして一躍今年の顔になったコンテンツのアニメ第二期。
故障から何度も復活を遂げた史実に基づいて、
新主人公トウカイテイオーが徹底的にいじめられ、
その上げて墜とす落差が生み出す物語のエネルギーはすさまじい。
テイオーとマックイーンの友を、ライバルを経て
運命の相手に昇華する関係性が軸であるが、
中盤の「客に勝利を望まれていない者」ライスシャワーが
メインになる2話は前後篇ながら痛烈な印象を残した。
2期からの新キャラが集まったチームカノープスも脇役としての活躍が光るし、
ずっとお笑い要員だったツインターボがテイオーの引退を撤回させる後半の展開は熱い。
運命はテイオーが好きすぎるので
何度骨折してもへこたれないからその矛先をマックイーンに向ける。
復讐したい当人じゃなくて親しい相手を攻撃して精神ダメージを与える復讐者とやり口が同じ。
ひぐらしのなく頃に業/卒
久々のアニメ化と見せかけた完全新作ストーリー。
業の後半から梨花と沙都子が高校生になる新たな物語が始まり、
その頃の衝撃の展開がシャンデリア百合心中と言うパワーワードを生み出した。
卒は業の解決編で、梨花と沙都子、ループ能力を持つ者同士の闘争に移る。
どんな非道にも揺るがぬメンタルでループ能力を最大限活用し、
梨花の心をへし折ろうとする沙都子の歴代最凶のヴィランぶりが観られる。
その中で沙都子によって改心させられた北条鉄平は、
巨大な悪意に振り回される善良な人間として描かれ、
過去作のメインキャラを押しのけて完全にヒロインポジションだった。
少なくとも良心に訴えて沙都子を改心させかけたのは鉄平だけですからね。
梨花と沙都子の貯めに貯めこんだ本音をぶちまけながら殺し合う最終決戦は
歴史に残る百合ベストバウトだった。
・特別賞 (捨てがたいものや大穴だったものなど)
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜-
全8話ながらアプリ版とは大筋は同じながらも、
新要素をこれでもかと盛り込んだストーリーが見られて、
アプリ版をやっていても新鮮な気持ちで見られるアニメだった。
好きなシーンは宮尾時雨の首を絞めて「マギウスの本拠地はどこ?」と尋問するやちよさん。
ゲッターロボアーク
原作には存在しない真ゲッターロボタラクや、
未完で終わった原作を補完するストーリーなどオリジナル要素が多い。
私的にはとにかくストレスフリーに見られるアニメで、
割とアニメ貯めこんで後で見ること多いんですがこちらは毎週欠かさず見てましたね。
バック・アロウ
序盤は低調だったがゼツ凱帝やフィノワールなど濃いキャラクターが
活躍するようになってからが本領発揮で、
終盤は巨大化するシュウなど目が離せない展開が続きました。
劇場版 少女歌劇レビュースタァライト
舞台少女五番勝負。
卒業直前に本編で因縁のあった舞台少女同士が対決するという
ファンが求めていたものを想像を超える映像でお出ししてくれました。
大場なな、本編でもアプリ版でもかなりヤベー女だったんだけど
皆殺しのレビューと純菜ちゃんとのレビューでさらに位階が跳ね上がった。
あとは小林さんちのメイドラゴンS、エスケーエイト、
まだ終わってないがトロピカルージュプリキュア、遊戯王SEVENSなどもおもしろく、
今期はかなり収穫だったと思います。
・キャラ部門 (男性・女性それぞれ。性別不明の場合はお任せします。)
男性:フレイザード (ドラゴンクエスト ダイの大冒険)
原作からデザインと性格が好きだったがアニメ版は奈良徹さんが声当てたのが良くて
性格は荒いけど善良な役が多かったが今回はイカれた悪役なのが私的には待望の配役だった。
次点
シャドウ、愛抱夢(エスケーエイト)
ゼツ・ダイダン(バック・アロウ)
ザ・ルークメン(遊戯王SEVENS)
信長ガンダムエピオン、サージェントヴェルデバスターガンダム
(SDガンダムワールドヒーローズ)
女性:白鳥百合子 (トロピカル~ジュ!プリキュア)
数話しか出ないゲスト扱いだったんだけどそれだけレアリティが高まり、
あすかと百合子の話はどれも傑作で、
特に終盤のあすかと百合子がラリーの末和解するのは百合の歴史に残る一話だった。
次点
滝沢あすか(トロピカルージュプリキュア)
霧島ロミン、六葉アサナ(遊戯王SEVENS)
ライスシャワー、ナイスネイチャ(ウマ娘プリティダービー)
古手梨花、北条沙都子(ひぐらしのなく頃に業/卒)
紙越空魚、仁科鳥子(裏世界ピクニック)
アズサ(スライム倒して300年~)
・OP部門 (映像込みの評価でお願いします)
ユメヲカケル!(ウマ娘 プリティーダービー Season 2 OP)
曲やカノープスが目立つ映像もいいけど、
一話限りの、覚醒したライスシャワーのカットが最高でしたね。
・ED部門 (同上)
-標- (怪物事変ED)
怪物事変は今期終わる寸前に滑り込みで見たアニメw
作者の性癖がいかんなく発揮され、
また女性のような美少年を完璧に演じきった村瀬歩さんはさすがでした。
今年のアニメを語る上で外せないのはやはり劇場版アニメの躍進ですかね。
シンエヴァ、ハサウェイ、上映したばかりの呪術廻戦、
もちろんクオリティも高いんですが
それに世間にインパクトを与えるほどわかりやすい数字が伴ったのがこれまでと違うところ。
もう一つの特徴はロボットアニメの多さ。
シンエヴァ、ハサウェイ、シンカリオンZ、ゲッターアーク、ダイナゼノン等々、
大型コンテンツの続編が多かった。
また10月からは示しあわせたように
境界戦機、メガトン級ムサシ、サクガン、ジーズフレーム等々
新作ロボットアニメが乱立し、ほぼ1クール丸々スーパーロボット大戦でした。
まぁ最後まで観れてないの多いんですが!
私的には瞬間の熱量ではウマ娘2期とひぐらし卒が抜けていたので
たぶん初のダブル最優秀賞となりました。
ゆうぽむ・歩夢押し倒し事件(虹ヶ咲)
テイマク・誓いの有馬記念(ウマ娘)
さとりか・シャンデリア百合心中(ひぐらし)
さとりか・本音ぶちまけ殺し合いループ(ひぐらし)
あすゆり・和解テニスラリー(トロプリ)
この辺が令和の5大百合イベントですかね。
来年もさらなるイベントの発生に期待したいです。