河原町ルヴォワール/円居挽

文庫化するのを待っていました。
ルヴォワールシリーズ完結編。
以下過去のルヴォワールシリーズもネタバレ。

<カバー裏あらすじ>
賀茂川と高野川が合流する鴨川デルタ。
瓶賀流が目撃したのは濁流に呑み込まれる友人、龍樹落花の姿だった。
その夜、下流で発見された紛れもない落花の遺体。
撫子は姉の死を信じることができずにいたが、犯人として名前が挙がったのは音信不通の兄、大和だった。
京都の歴史を覆す私的裁判・双龍会が始まる。

最終作だけどどの巻よりも短かったな。

龍樹落花死す!という衝撃的な展開から始まった本作。
先にBOX版のあらすじで見ちゃったのでそこまでの衝撃では無かったが。
その後虚空坊こと犀義一が死にそうになる展開もありそちらの方がはらはらしたかも。

途中で論語と戦うか大和と戦うかのルート分岐があり、
両方を選んだ場合の話が描かれる。
推理小説でルート分岐って、覚えている限りでは初めてだな。
さすがに並行世界は無いと思ったがやはりこれも仕掛けだったか。

最後のトリックは『双龍会』に相応しいものだった。
それにしても絶大な権力者を追い落とす手段として、
替え玉と入れ替えさせるというのは目から鱗だった。
長く続いた黄昏卿と言うシステムを壊すのは無理でも
当代の黄昏卿に的を絞るならやりようはあったということか。
丸太町は論語、烏丸は流、今出川は達也、
そして本作河原町は撫子と主要キャラ四人それぞれが主役となって完結する・・・
という構図であるかのように思わせることもトリックのうちだったのかなw

それにしても達也の罵り文句は今回もキレキレだったな。

本作はこれで完結だったのだが、
結局西河ヨキや終南二郎は登場しなかった。
シャーロック・ノートやまた別のシリーズで登場するのかな。

全四作だが三作目の今出川のギャンブル勝負が一番おもしろかったかな。
巻末解説によると作者は当初キャラ設定が薄かったらしいが
今じゃ考えられませんねw


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