丸太町ルヴォワール/円居挽

また推理小説を読み出したので色々と漁ってみたが
このシリーズは面白かった。
トリックも良かったが異名や決め台詞を持つ龍師の設定や、
キャラの掛け合いも楽しめました。
丸太町→烏丸→今出川→河原町と続く。

以下ネタバレ

<カバー裏あらすじ>
祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語(しろさかろんご)。
彼は事件当日、屋敷にルージュと名乗る謎の女がいたと証言するが、
その痕跡はすべて消え失せていた。
そして開かれたのが古(いにしえ)より京都で行われてきた私的裁判、双龍会(そうりゅうえ)。艶やかな衣装と滑らかな答弁が、論語の真の目的と彼女の正体を徐々に浮かび上がらせていく。


京都で古より行われてきた私的裁判・双龍会(そうりゅうえ)にて、
被告人の告発や弁護を行う龍師(りゅうじ)たちの物語。
私的裁判ゆえに実際の裁判ほど厳格でもなく、
「バレなきゃイカサマじゃあねぇんだぜ」的な非合法な手段も度々用いられる。
龍師同士の舌戦や衣装、口上やパフォーマンスに
群集(傍聴人)たちは大いに盛り上がるため、ショーとしての側面もある。
被告を御贖(みあがない)、裁判官を火帝、
検事を黄龍師、弁護士を青龍師、そしてその双方を龍師と呼ぶ。
龍師は異名である「号」があり、それぞれ決め台詞があるところが
装甲悪鬼村正で劔冑を纏う時や
戦神館の急段顕象の時の前口上みたいで気に入りました。

犯人が誰か、については登場人物が少ないこともあって
消去して行けばいずれ当たりますが、
ミスリードだと分かるぐらい分かりやすくミスリードしていますし。
本作の肝は、やはり双龍会だから出来る龍師たちの権謀術策と、
立て続けに仕込まれた読者向けのトリックの数々ですね。

序盤の恵心と二郎?の会話で
「撫子ちゃんの方がいいですけどね」「同じことですよ!」
このくだりがそのまま真相を語っていたとは……

達也が龍(タツ)で、論語は龍(ロン)と言われていたけど、
流もリュウと読めるんだよな。
これは何かの伏線だったりするのだろうか。


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