されど罪人は竜と踊る14 果てしなき夜ぞ来たりて

第二部開宴
動き出す<世界の敵>たち


以下ネタバレ

イラスト担当が宮城氏からざいん氏に変更。
前回挿絵がほとんどなかったことと関係しているのかな……
なら前の段階で交代してくれた方が十二翼将のイラストとか見られたのかなぁ。
ガユスとギギナを始め、主要キャラのデザインはそのまま。
メッケンクラートとドルトンはせっかくイラスト化して貰ったのだから長生きしてくれよ。

旧版の短編の残りを時間軸を最新のものにして収録。
なので四派合同事務所になったけどメッケンクラートらの出番はあまりありません。
再録短編集はガユス&ギギナのいつものエリダナでのハードな日常を描いた話ですが、
ユラヴィカの心情と過去、そして使徒編のラストでやややっつけ気味に終わらせた
ザッハドが復活し、ユラヴィカと決着をつける「迷い蝶」に、
メインディッシュとばかりに<世界の敵>たちが大暴れする「世の果ての宴」と
後半二編では世界最高峰の戦いが描かれます。

デュピュイの話では最低の奴にしか見えなかった豚騎士ネイアスすら
人種差別はしないだけちょっとはマシに見える不思議。

安定のやられ役ボラーとクインジー。
まぁボラーは後のザッハド戦で活躍していたが。
悪竜ホン・ロンを関節技で仕留めるユラヴィカ!

ヤコウスが持っていたエミレオの書は<夢幻のファラフェス>

ヨーカーン、第二次大陸大戦の頃は大総統の占星術師として……って、
ヨーカーン=カール・クラフトだったんかい!!
前から似ているとは思っていてネタでCV:鳥海浩輔とか言っていたが……
ヨーカーンが友だという糞学者とは誰なのか。
ジグムント・ヴァーレンハイトのことだろうか。

前はゼ・パルと言う名前だったユラヴィカの咒式が
<嘩樹内刃葬林(エスー・リン)>になっている。
後発だがロレンゾに<穿剛硬螺旋突(ゼ・パール)>というのがあるが、
そっちと被ってたからか。
イェスパーの<釿刄理適真王劔(プール・ソーン)>と
アンヘリオの腕を獅子に変える咒式も同じプール・ソーンだが
これも変わったりするのかなぁ。

圧倒的に力量で勝る相手に、ユラヴィカはエミレオの書を使いこなし、
発動前に咒式を潰す剣技で対抗する。

キヒーアのツンデレ!!

ちょろいなエミレオの書に封じられた異貌のものども。
いやー、ルーフェとルンデといいユラヴィカは異貌のものどもにモテモテですね。

カバー裏のあらすじに「決起集会に集結した高名な攻性咒式士」とあるから
ミルメオンやラペトデスの七英雄とか出るのかと思ったが……
決起集会に集まった咒式士たちが、いかにも花の無い、
これまでに出てない面子ばかりという時点で分かるように……
場に乱入してきた世界の敵たちに皆殺しにされます。
ミルメオンはどれだけ引っ張るんだ……

13巻では十二翼将に燃えさせて貰いましたが
<世界の敵>たちの暴れっぷりにも大興奮。
同盟のシナンシー、神聖イージェス教国の十六聖、バッハルバ大光国の八光と
他にも人類最強クラスの咒式士たちも明かされましたが
まァ全員出ることは無いんだろうな。

大禍つ式のグラッシケル公爵オクトルプス大僧正
古き巨人の王、鉄王アイアーグ・グなんてのも動き出したらしい。

ユラヴィカの回想シーンではドラッケン族の八大族長に
最強の屠竜王の存在が明かされました。
どうせなら<世界の敵>の一人や二人狩って欲しいんだが、
この世界では強者ほどサボリがちなのだろうか。
まぁそもそも見つけるのが難しいと言う現実的理由なのかw

<獣の花嫁>ことオボロホが背が高くなって再登場。
まさかのクエロとコンビ結成。まぁ、何かよいコンビになりそうよね。

クエロの電磁雷撃系第七階位<電乖天極輝光輪嶄(アリ・オクス)>
スゴイ破壊力と言うのは知っていたが<世界の敵>クラスでさえも恐れるぐらいなのか。

そしてラストではストラトス・ローエン・クンデラがついに復活。
ジオルグ所長の死の真相を、と言いつつ単独でどこか行ってしまうなど
やはりすんなりとガユス達と合流することは無いようだ。
敵がヤバイのばっかだからストラトスが加わると安定しそうなのだが……


<世界の敵>たち

ザッハド・ダノン・イェッガ

<ウゥグ・ロンナの鍵>。半大禍つ式、半人間というべき存在。
頭の鼻から上が綺麗に無くなっているという姿になり、
ただの老人から特徴のある外見になったと思います。

使徒編ラストでは数法式法系第一階位<虚刃(レイジ)>
エミレオの書の咒式しか使わなかったが今回は彼自身の凄まじい咒式を披露してくれる。

超定理系第七階位<奇擬幾何超立方獄(ラドゥ・エリ・エル)>の咒式は
超立方体の結界を作り出し、三次元へ四次元を強引に持ち込む。
超立方体に囚われた物体は裏返って粉砕され、
時空間そのものに干渉するため、盾や鎧等の防御を無視する。
またザッハド自身を超立方体で包めば、
ザッハドも四次元的に解釈されて通常手段では干渉不可能。
人類なら即死する四次元化にも<大禍つ式>であるザッハドなら適応できる。
絶対攻撃と絶対防御を両立させた超咒式。

これでも<世界の敵の三十人>の中では戦闘用ではないらしい。
後に出て来る奴でも四次元結界に対応できないヤツ結構いそうなんだが……

ワーリャスフ

調律者。千年を生きた魔人。
貴族風衣装の老人。肩にソウルイーターに出て来る
子鬼を思い出す赤い子鬼を乗っけている。
これもエミレオの書の異貌のものどもで、ワーリャスフの分身に化けられるらしい。
咒式が技術化する前から貪欲に知識と技術を求めて来た。
真摯な求道者のような遊びで軍隊を滅ぼすなど割と俗物臭い面もある。
爆発咒式を使い、九頭竜を召喚したりするらしい。
ワーリャスフVSアザルリ見てぇ。というかアザルリが早く見たい!

ゴゴール

法廷のゴゴール。自分達を<庭師たち>と呼ぶ。
鉄球男。鉄球を使うのではなく、
全身に装甲を纏った男が手足を収納して表面に刃の付き出した鉄球となっている。
移動するのに大気圏突入して地面にすり鉢状のクレーターを穿つ。
その外見から想像できる通りの突進攻撃に加え、
巨大な城塞や鐘楼を創り出して壁とする咒式を使う。
法廷のゴゴールとか呼ばれていたが、
法廷らしい台詞は「異議を求めていない」だけ。

ソトレリツォ

雪寂のソトレリツォ。常に傘を差して雪雲と共にある青い髪の青年。
自分達を<星々の断頭台>と呼ぶ。
人類の敵対種、冬の支配者である<氷雪公主>を支配下に置いている。
化学錬成系第七階位<悲壮蒼氷大海嘯波(プラアム・ジース)>の咒式は
水分子を数万から百万トーンまで操り、
三十メルトルの津波を起こし、更にその水に瞬時に凍結させられる。
プラアムジスとはリトアニア神話の神らしい。

アズーリン

逆さ笑みのアズーリン。
赤と白の燕尾服と山高帽を被り、ステッキを持ち、常に逆さまでいる紳士。
自分達を<青ざめた曲馬団>と呼ぶ。
巨大な観覧車を瞬時に生成する咒式を使い、突進させて敵を薙ぎ払う。
観覧車の中心には回転木馬があり、その中では禍つ式たちが人間を虐げている。

是空

是空大僧正。
冷蔵庫の中の祭壇に収まった干からびたミイラのような老人の僧侶。
冷蔵庫みたいな箱じゃなくて冷蔵庫そのままなのな。
自分たちを<兇徒>と呼ぶ。
羅生門なる扉から、自らの咒式で生み出した
芋虫のような長大な体を持つ鬼面の女・<夜叉首>という<異貌のものども>を召喚する。
外見に反して陰気な奴と仲良くする気はないらしい。

イルソミナス

死都のイルソミナス。
長すぎる髪を持つ黒いドレスを着た女。顔は髪で隠れて唇だけが見えている。
7巻の紹介ではラカンナム市を消滅させたらしい。
異常に長い髪を縄状にして、多数の敵を同時に首吊りにしてしまう。
1.4キロ先の狙撃手の位置を正確に掴んで絞殺するなど、
髪は半径2000メルトルを網羅する感覚器官の結界となっている。

ハイパルキュ

幻惑のハイパルキュ。青と赤に輝く立方体の顔を持つ。胴体は背広姿。
変身能力を持ち、英雄フォスキンに成り代わっていた。
フォスキンを殺害していることから本人の戦闘力も高いと思われる。
影薄ジェノンとどちらが上なのだろうか。

ダルセーノ・ウーディース

氷炎の王。氷炎のダルセーノ・ウーディース。
巨大黒組織・アイビス極光社の長。
炎のような赤い髪に氷のような青い目を持ち、知覚眼鏡を掛けた男。
指にはめた紫色の石の指輪、
武器は使いこんだ魔杖剣に魔杖短剣と何かとガユスを連想させる要素が多い。
悲鳴を上げながら地面から出現する巨大な光の翼で敵を切断する。
変態奇人の集まりの世界の敵の中では普通に格好いい容姿の男。

クエロにも「俺の知り合いと因縁がある」と言っていることから
正体はガユスの兄ユシスではなかろうか。

「罪人たちが竜と踊るような夜」とかいかにも重要人物らしい台詞を言う。
ワーリャスフには「一度目の氷炎のダルセーノ」と紹介されていたがどういう意味なのか。

<世界の敵>には他にもロホロス・クインダリア
麻薬王のカディス将軍
逮捕された呪われたギルレイン、既に海の底に沈んだベギンレイムの尻尾がいる。

次巻は11月発売らしい。
それはありがたいことですがまぁ延期することは覚悟しておきます。


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