パラレルワールドの番外編のように見せて
結構現在の本編の展開に絡む設定の多い内容だった。
本編の宣伝回では戒斗が主役だったけど、
映画では紘汰と光実が「元の世界から来た」ポジションになっている。
光実は久々に龍玄に変身します。
敵が「共通の外敵」なので違和感なく共闘していますね。
登場する新ライダーは
ペコがマツボックリエナジーアームズで変身する
仮面ライダー黒影・真。微妙に色が茶色い。
全ての黒幕であるコウガネが金のリンゴロックシードで変身する
仮面ライダーマルス。
ウサギ型にカットしたリンゴをあしらったデザインが印象的。
邪悪の種を植え付けられた紘汰が変身する
仮面ライダー鎧武・闇。
ラピスがサガラから貰った銀のリンゴロックシードで変身した
仮面ライダー冠(カムロ)。
まともに戦闘するシーンは殆ど無く、最終決戦ではボールになって皆に蹴られる。
宣伝回同様インベスが登場せず、
アーマードライダー達がサッカーで勝負している世界。
最後まで勝ち残った者には何でも願いの叶う黄金の果実が与えられる。
スタジアムのゴールのある両端の観客席は
満席なのに長い方の両辺はガラガラw
初瀬ちゃんと一緒に大物ぶってライバルを観戦している城之内や
自分で撮った映像を配信するブラーボに懐かしさを覚えました。
サッカーで勝敗を決めるこの世界では人が死ぬ事はないはずだったが、
勝利を求めるライダー達が次第に暴走し始め、
次々に消えてしまう事態が発生する。
ザックとペコ、そして初瀬とシドはこの世界でも死んでしまう。
そして凰蓮率いる迷彩服の男達とスイカアームズ軍団と
貴虎率いる黒鉄部隊とのガチ戦闘が勃発。
それは、謎の男・コウガネがライダー達に闘争心を増幅させる
邪悪の種を植え付けたことによるものだった。
コウガネの封印を解いたのはプロフェッサー凌馬。
その後すぐにコウガネによって消されてしまう。
ハカイダーに乗っ取られたキカイダー回といい
何か番外編だと噛ませポジションになる気がするなw
本作の世界はパラレルワールドでは無く、
オーバーロードの一人、ラピスが創り出した夢の世界。
宣伝回での戒斗が目を覚ましたら
現実世界に戻っていたような描写はそのまま真相を示していたわけだ。
「争いで人が死なない世界」と言う都合の良い設定なのも人造の世界ゆえか。
コウガネこと仮面ライダーマルスの正体は
フェムシンムによって創られた人造の黄金の果実。
自我を持ち、新世界の神にならんとして
フェムシンムのいた世界で人々を煽り、争いに駆り立てた。
黄金の果実を手に入れるのは難しい、
ならばいっそ創ってしまえばよいという発想だったのだろうが、
結局は制御できなかったのだろう。
オーバーロード・ラピスによって封印されたが
一度火のついたフェムシンムの争いは止むことが無く、本編に繋がる。
コウガネは無数のイナゴを使役して、ライダー達に邪悪の種を植え付けていたが、
本編で登場したイナゴ怪人は劇場版の方には登場しなかった。
鎧武極アームズとマルスとの馬上対決。
最後はサッカーの人数と同じ11人の仮面ライダーが揃い決戦となる。
劇中では気付かなかったが凌馬とシドがいなかったらしい。
パンフレットの鋼屋ジン氏のコメントによれば
人数が多かったのと、こいつらが一緒に戦うのは変だからとのこと。
ラピスは既に死亡していたらしい。残留思念で夢の世界を動かしていたと言う事なのか。
やはり「生き残った者は全て愚か者」と言うロシュオの言に偽りは無かった。
紘汰と光実以外の夢の世界の住人たちがどういう扱いなのかはよく分からないが、
全く夢の存在というわけではなくコウガネに奪われたように
感情エネルギーのようなものは持っていたのだろうか。
本編でも最近触れられたけどDJサガラは楽園伝説における
アダムとイヴをそそのかした『蛇』に当たるポジションらしいね。
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