第50話 行くぞォォッ
道士嘉栩を失ったダイレンジャーはゴーマ宮に殴り込む!
子竜中尉と似た姿の近衛兵登場。あの姿は近衛兵共通だったのね。
シシレンジャーはガラに勝負を挑む。リンも付いてきました。
クジャクが目と頬の傷を治したことを持ち出すが
ゴーマに魂を売ったガラは戦いを続ける。
シャダムはゴーマ十五世に皇帝を継承した者のみに
与えられる大地動転の玉の引き渡しを要求するが、
十五世はまだ生きているので当然拒否される。
シャダム「だったらたった今引退して頂こう」
「ゴーマ十五世!元の土に還れ!!」
土人形となって崩れて行く十五世!
六千年前の戦いでダイ族とゴーマ族がともに滅んだ時、
ゴーマ十五世も死んでいた。
シャダムは生き残ったが、復活したゴーマでは
まだ元老院が残っていたため皇帝にはなれなかった。
そこでシャダムは十五世の姿をした土人形を創り、
魂を吹き込み裏からゴーマを操り始めた。
ザイドス、十五世のみならずガラも土人形だった。
まぼろし戦闘機!一文字竜巻!!
ガラを追い詰めた大五たちだがそこにクジャクの霊が……
ガラの魂は既に昇天している。
六千年前の戦いでガラは死に、とっくに天国に行っている。
今のガラはシャダムの創り出した操り人形。
クジャクの隣に出現した本物のガラが声を掛けると、
ガラもまた土人形になって崩れて行く。
ガラ「例え泥人形だろうと、私はお前達を永遠に憎む!
私は、ゴーマのガラなのだ!」
クジャクとガラは天上界で昔のように仲良くしていた。
早くシャダムの野望を止めないと、
巨大な力で地球は崩壊の危機晒される!
大地動転の玉でゴーマ十六世となるシャダム!
シャダム
「我こそはゴーマ最強の十六世なるぞ!ウハハハハハ!!」
シャダムは大地逆転の玉の妖力でダイレンジャーを圧倒する。
怒りに燃えるダイレンジャーにも調子に乗るシャダムにも
すっかり存在を忘れられていた大神龍さんキター!!w
ゴーマ宮に攻撃を仕掛ける大神龍!!
しかし図らずしてゴーマ宮を戦場にしたことは
ダイレンジャーにとってベストな選択だった。
ここなら大神龍が暴れても無関係な一般人に被害が及ぶことはない。
ゴーマ宮から脱出しようとする亮たちだが
シャダムはこの場で決着を付けようとする。
6人揃ったダイレンジャーは、
大地の気力を集めた天宝来来の玉で対抗する。
そこに道士嘉栩の幻影が……
嘉栩
「気力と妖力は光と影、正義と悪。
この世のものが全て二極から成り立つように、
気力と妖力もまた表裏一体、もとは一つなのだ。
一つの力を二つに分け、お互いが争いながら永遠に生きて行く。
これ即ち人間の宿命なのだ。
妖力が滅びれば気力も滅び、気力が残れば妖力もまた残る。
全てはむなしい戦いなのだ。勝負は永久につかない」
嘉栩はダイレンジャーにここから去るように言う。
天宝来来の玉、大地動転の玉は共に何処かへと去って行く。
崩れるゴーマ宮の中で亮はシャダムを追って一人飛び出す。
シャダム
「ゴーマは俺の物だ!俺の物だあははははは!!!
誰にもゴーマは渡さん!!」
ナイフを取り出して亮に斬りかかるシャダム!
しかし亮はそのナイフで逆にシャダムを刺す。
シャダムの体までも泥と化していく……
シャダムも本物のシャダムに自分のゴーマ統一の夢を託して
創った泥人形に過ぎなかったのか。
まぁコウと阿古丸の存在があるから本物もまだ生きている可能性が高いな。
ゴーマ壊滅を確認した大神龍は天へと去って行きました。
勿論本物のシャダムが生きている疑いもあったが
しばらく何も起こらなかったので正式にダイレンジャーを解散することになった。
シャダムがまだ生きているとすれば、
大神龍が降臨した後に、自分の泥人形を創って表舞台に立たせ、
わざと争いを続けさせたのかもしれん。
つまりシャダムの泥人形はずっと昔からいたのではなく
最近になって製造された個体という解釈ね。
だとすればその存在を知っているはずなのに
大神龍のことを無視した行動を取り続けたシャダムにも説明がつく。
自分の分身が十六世になろうがそれ自体はどうでも良かった。
ただ争いを続けさせるにはそうプログラムした方が都合が良かった。
泥人形にもある程度の自我があったことからすると、
彼らを人間らしく見せるためには、自分が操られていると
意識させないプログラムでないと駄目なのだろうな。
泥人形は外の目を欺くための存在なのだから、
本当に木偶人形のように振る舞っては意味がない。
シャダムは十六世の座への執着、ガラはクジャクへの憎しみ、
ザイドスは……まぁ彼は元から何も考えて無さそうだし……w
これらの感情に染め上げることで、泥人形たちは自分がただプログラム通りに動く
存在であることを意識することなく、極めて人間らしく振る舞うことができた。
人間は感情で動く生き物だから、逆に言えば感情さえあればそれで人間らしく見える。
何とかダイレンジャーが生き残ったものの、
あのままではダイレンジャーとゴーマが共に滅ぶ可能性が極めて高かった。
むしろその方が影に引っこんでいる本物のシャダムには都合がいい。
大神龍は絶対に倒せないことを前提として地球を征服するには、
大神龍自身の手で邪魔者を全て排除させるこの戦略がベストだわ。
対立する二陣営がいなくなれば大神龍は消える。
その後で何をしようが大神龍は介入しない。
その性質を的確に把握した実に合理的な作戦と言えよう。
どちらにせよダイレンジャーが生き残った時点で彼の計画は頓挫したわけだが……
以上は私の推測ですがここまで考えられていたなら
大神龍と言う厄介な存在を上手くストーリーに組み込んだ展開だなぁと思います。
大神龍という超自然の猛威でさえ人の知略でコントロールしてしまえる……
一方その知略も人の力や行動を全て予測できない以上、完全なものとはなりえない。
瞬く間に五十年の歳月が過ぎた……
老人になったダイレンジャー達。コウは会社の重役になっていた。
ダイレンジャーの同窓会。
大五「ゴーマと戦っていたのがまるで昨日のことのようじゃな!」
将児「気力ぅ~~!転身ぃ~!腰が痛い!!」
知「もと世界チャンプの成りそこないが耳が遠い上に腰痛でどうするんじゃ」
そこに現れた亮はゴーマが再び出現したことを告げる。
普通に考えて本物のシャダムかその子孫が再びゴーマを蘇らせたんだろうな。
青と白に塗られた紐男爵。
何気にスーパー戦隊怪人図鑑・百化繚乱にも載っていないレアキャラですよ。
そこに現れたのはダイレンジャーの孫五人!
将児孫のリーゼントといい50年後にしてはファッションが古いw
亮は嘉栩の言葉を思い出していた。
亮「全ては繰り返される……地球の平和を守るために人は、永久に戦い続けるんだ……」
孫世代のダイレンジャーは大連王で紐男爵を斃す。
ジェットマンやジュウレンジャーに続いてリアルタイムで見ていた戦隊だが
案の定大部分は忘れていたな。てか最終話は見ていなかったような気がする。
五人それぞれに因縁のある相手が設定されていたり、
敵味方のどちらも滅ぼす最強の第三勢力・大神龍が降臨したり、
最後に老人になった現戦隊と孫世代の新しい戦隊が登場し、
戦いが永遠に繰り返されることが示唆されるなど、
多くの新しい要素を取り入れた戦隊だった。
しかし道士嘉栩は脚本の不備のせいで
何か締まらないキャラになってしまったな。
その辺木場の本質を読み切れなかった
仮面ライダー555の花形社長と同じだなぁ。
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