結局我間の最後の敵は同世代のライバルである乱丸で、
ラスボスである陣介は味方側で最も実力の高い伊織が戦い、
我間と陣介が戦わないまま終わるのは
現状の戦力差を思えば妥当な落とし所だったと思います。
常に主人公が最強の敵を倒して終わらなくてもいいし、
主役脇役関係なく現状の実力で対戦カードが決まる方が好きですね。
やはり無宝流内部に裏切り者が出て、
幕府が介入して三つ巴になる展開が秀逸でした。
あれだけおおっぴらに一つの藩を乗っ取っておいて
幕府が動かないはずありませんから。
一国家の統治機構はそんなに甘い相手ではない。
もしあのまま陣介が反乱を起こしていても、
最終的には数で勝り確かな基盤を持つ幕府が勝つだろうが、
多大な犠牲が出るのは必至。
故に無宝流を内部から切り崩した九条さんや月影さんは
内乱を未然に防ぎ大勢の命を救ったことになるわけで、
英雄と呼んでいい活躍だったと思います。
無宝流のみならず敵の敵である大亀流まで消そうとしたのは完全な失策だったが。
六人の参謀に十人の直属兵団と味方の数に比べてやたらと敵の数が多く、
内部で反乱があっても全ての敵を倒し切ることは出来なかった。
まぁ土龍さんなど戦闘で決着がつかなかったキャラも
ラストで一応の見せ場が用意されていた。
当然大亀流は連戦を強いられ、
キャラクターの体力的にもここで終わらせるのが妥当だったのかなぁと思えます。
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