
ひだまり荘、崩壊!?
今までのおさらいのようなもの

沙英
背は高い、眼鏡、作家、運動神経抜群と数多くのモテるスキルを持つ
妹の智花やライバルの夏目など多くの女性から想いを寄せられるも、
自身が素直になりにくい性格の為か、
そういった方面のアプローチには全く鈍感のようだ。
そして本人はヒロにベタ惚れ。
その尋常ならざる執着ぶりは無印特別編2話を見れば解る

ヒロ
沙英さんの嫁。嫁というかもはや夫人。
沙英を影に日向に支える女房役。
お団子頭から伸びるゴーゴンヘアーは
ヒロの意思に呼応して自在に動く。
怒らせると怖い。
当ブログではほとんど魔女メデューサか、
それ以上の存在に進化している。

夏目
沙英さんのライバルを自認しているが、
当の沙英からはあまり相手にされてない。
実は沙英の事が好き。横恋慕中である。
アニメにおいて格段に出番が増えた。
ヒロに対して嫉妬に似た感情を抱いている事が発覚。
ソウルイーターのエルカと声が同じ。
なので雑魚キャラ・噛ませ犬のイメージが・・・
曇天の朝・・・
しかし、澱んでいたのは天候だけではなかった・・・

「今日ヒロさんは―?」

「知らない」
!?
今まで見せた事のない、沙英さんの拗ねたような表情・・・


「知らないってば!!」

「俗に言うアレかな?『痴情のもつれ』」
「地上・・・・・・」
痴情のもつれとは、
性的関係(恋人・夫婦・愛人)をめぐる争い事の事を言います。
宮子は実に的確に
先輩二人の関係を理解しているようですね

痴女!!?

自分でもそうなんじゃないかと深層心理では理解していたけど
あえて見てみぬフリをして精神の均衡を保っていたが、
いざストレートに言われると凄まじく心に突き刺さる一言。

「ひだまり荘がバラバラになっちゃうね~~」
不吉極まる未来予想を笑顔のまま言うなんて、宮子の胆力は大したもんだ。
バラバラ・・・

「もう沙英にはついていけないワ!!」

「何だよヒロったら、ワタシの気持ちも知らないデ!!」
蹴りでひだまり荘倒壊・・・w

薔薇薔薇・・・・・・
前言撤回、ゆのっち、あんたの胆力も相当なもんだ。

「沙英さんはー?」
「知らないっ!!」
全く同じリアクションを返す辺り、
相性がいいんだかどうなんだか・・・

「こりゃケンカで間違いないねー」

「ち・・・痴情のもつれなんですかっ??」
「ゆのさ・・・!!?」
ゆのさん、こんな大勢の前で・・・良く言った!!
きっとゆのさんの頭の中では
愛蔵渦巻くドロドロの修羅場がイメージされているに違いない。

ケンカの原因は、沙英さんが寝ている間に、
ヒロさんが小説の担当さんからかかってきた電話を取ってしまった。
それで沙英さんが激怒して今に至ると・・・



「あんなに怒ることないのにっ
沙英ってば沙英ってば!!」
ゴーゴンヘアーをダイナミックに揺らしながら、
暴飲暴食するヒロさん。
しおれていたはずのゴーゴンヘアーが感情の昂ぶりと共に跳ね上がる辺り、
やはりアレはメデューサのベクトルアローと似たようなものなのでしょう。
しかし良く動いてるな~~~w

「早くケンカ終わんないと大変だ・・・」
ヒロさんのお腹の肉が大変な事になりますね。
ここからは、本当に本当に数少ない、
夏目の原作出演エピソードです



「私も全然よ~~」



(・・・あ、沙英)
相変わらず沙英さんが気になってしゃーないようです。
この後、どうせヒロと相席して仲良くお昼なんだろうな~~
私はそれを寂しく見ているだけなんだろうな~~と
半ば諦めの心境で見ていたはずです。
しかし!!


(・・・えっ?)
眼を背ける二人。
およそありえない光景。だが、本当にありえないのはここからだった・・・

「夏目、ここ空いてる?」

「どっ・・・どういう気の迷い!!?」
まさかまさかの展開!
ついに沙英さんが夏目に対して
能動的なアクションを起こしました!!
今まではひたすら受け流されるばかりだったのに!!
気の迷いと言ってしまうほど夏目にとっては
理解不能な事態だったに違いない
沙英とヒロ、離れた心・・・
沙英の心を引き寄せるには今をおいて他にない。
これは二度とは来ない千載一遇のチャンス・・・
だというのに・・・

「何よ・・・ケンカでもしたの・・・?」
「ん・・・」

「・・・元気出しなさいよ、らしくない・・・」
「・・・・・・ありがと」
夏目ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
お前って奴はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
この好機を逃すまいとか、
二人の亀裂につけ込んでやろうとか、
そういう邪な事は一切考えないのね!!
ただただ、沙英さんの事が心配でたまらないんだね!!
この励ましこそが夏目の純粋な気持ちなんだね!!


万に一つのチャンスをフイにしました。
しかし、それで夏目に後悔は無いはずだ。
沙英さんの苦悩を、少しでも和らげる事ができたのだから。
ああ、結局今回も夏目は何も得ないまま終わってしまうのか・・・



「・・・ごめん、もう行くわ
あ、これ残り。よかったら食べて」
「え?あ・・・・・・」

ちょwwwwwwww

なwwwwつwwwwめwwww
良かったなぁ・・・
良かったなぁ・・・夏目ぇ・・・・・・
ついに、ついに夏目が報われたっ・・・
サンドイッチ二つとはいえ、そこには沙英さんの
紛れも無い感謝の気持ちが篭っている(と思いたいw)
不器用で素直になれない彼女がほんの少しだけ見せた本当の気持ち。
その報酬は、二つのサンドイッチ・・・
だがそれで十分じゃないか。
夏目の心はそれだけで満たされている。
あえて言おう!!
今日この日この時このサンドイッチの為に、
彼女は闘ってきたのだと!!

(沙英、夏目さんと何話していたの・・・?
ううん、沙英のことなんて知らないんだから!!)

そんな心境からか、さらなる自棄食いに走るヒロさん
いけない!このままでは本当に痴情のもつれになってしまうwww

「どちらかパッと謝ってしまえばいいのに~~」

「自分が何で怒られているのか
よくわからない時でも、
とりあえず謝っちゃえばいいんですよw」
それが吉野屋先生の処世術ですかwww

というか、いつも校長先生に怒られていても
何故なのかまるで解っていなかったって事ですよねw



「踏み込まれたくない領域ってあるじゃん?
そこはやっぱり私も譲れなくて・・・」

「沙英さんが悪い」
瞬殺・・・!
長々とした言い分をただの一言で瞬殺・・・!

「だーって沙英さん、
いっつもヒロさんのお世話になりまくってるじゃん」

さえ~~~~~
弱いところを突かれました。
ぶっちゃけいつも世話してくれる
ヒロさんいないと小説家業も成り立たないんだから、
電話取ったぐらいでガタガタ抜かすなと。
ヒロさんあってこその作家・橘文だと。

「今さらどんな顔して謝ればいーんだか・・・」


こんな顔でwwww

空気読める読めないではなく、宮子は常に自然体なんだな。

いざ仲直りへ!

Q:ゆのっちを怒らせるとどうなるか・・・

「タイトル、『未来の私へ』」

「Dearゆのりん元気ですか?今の私――――」
A:問答無用で武力行使
小学校時代の文章を朗読されるとか、もはや拷問です


ザ・ワールド!!


ここの思いつめた沙英さんの表情が、実によろしい。


ドキドキしているゆのと、実に泰然自若とした宮子


「えっと・・・あの・・・
仕事は私にとってデリケートな領域で・・・
それは、わかって・・・ほしい」

「でも私のためにしてくれたのに・・・
言いすぎた・・・ゴメン」

「えっ!?」



「私も・・・ごめ・・・」


こういう展開は全く予想してなかったのか、
頭の中が真っ白になっておろおろするばかりの沙英さん

おろおろしている沙英さんに、
恥ずかしさ緩和クッション投入!!
宮子、ナイスアシストです



ぎゅっ・・・
うひゃ~~~~~~
ハグですよハグ。間にクッションがあるとはいえ、
首の後ろに回された沙英さんの
二の腕とかもうたまらんわ~~~
うつむきながら謝る沙英さん
ぽろぽろ涙を流すヒロさん
感極まって泣き崩れるヒロさん
恥ずかしさで戸惑ってしまう沙英さん
宮子の後押しを受け、
意を決してヒロさんを抱き締める沙英さん
一連の流れが、カットの一つ一つが実に素晴らしい。
やはり原作は偉大だった。

ケンカした反動もあってか、
いつも以上にイチャイチャするお二人さん
いいぞ~~もっとやれ~~もっとやれ~~~

申し訳マスクがwwww

ケンカ中に食べ過ぎたヒロさんと、
まるで食欲が無かった沙英さん
冷静さを失っている時こそ、人の本質が現れる気がします

「太ったら沙英に責任とって貰わなきゃ!!」
責任取る事確定ですねwwww
沙英さんにはしっかり誠意を見せてもらいたいものです


「今は見ないで~~」
見られたら恥ずかしい事が書いてあるわけですね


もう何なの!そのスキンシップは!!

吉野屋先生、校長先生も七夕に参加
沙英とヒロの仲直りを聞いて「な~んだ」って、
先生、それは修羅場的展開を期待していたように聞こえますぜw
危うく見逃すところでした・・・
キャプを取ってる最中に発見したのですが・・・

夏目の願い事が書かれた短冊が!!!
ちょ・・・これ気づいた人いる!?
沙英に勝つ
●●●●になりたい 夏目
でも友達になりたい?でも素直になりたい?
左の小さい字が小さすぎて判読不可能です・・・
解った方がおられたら教えてください。
何故夏目の短冊が掛かっているのか?
答えは唯一つ・・・沙英さん達がいない間に
ひだまり荘に入って、竹に吊るしていったに違いない。
サンドイッチを貰った事が、夏目を大胆にさせたのでしょう。



「できる限り私にもお手伝いさせてね」


ヒロさんと沙英さんのお互いの願い事
ここに来て、二人のいちゃつき指数が
凄まじい事になっております


進化するゴーゴンヘアー


「ハラハラしちゃったけどあんな風に
本音をぶつけあえるって素敵だな~~
ちょっとだけしてみたい・・・かも・・・」
ゆのさん、チャレンジャーです。
先輩夫婦がケンカして仲直りしたのを見て、
そろそろ仲良しこよしだけじゃない、
刺激のある、新たなステージに進みたくなったようです。

「『宮ちゃんのバカっ!』なーんて
で、『ゆのっち嫌い!!』」

「・・・「嫌い」はやだな・・・
宮ちゃんバカって言ってゴメンね・・・」
一瞬で心が折れました
ゆのっちには、まだレベルが高すぎたようです
慣れない事はするもんじゃありません

「ハラハラしちゃったけど
あんな風に本音をぶつけあえるって素敵だな~~」

「君は嘘しかつかないだろ」

「『スザきゅんのバカっ!』なーんて
で、『ルルたん嫌い!!』」

「本当に嫌いだけどね」

「・・・「嫌い」はやだな・・・
スザきゅん本当のこと言ってゴメンね・・・」

「本当のことって言った?
今本当のことって言ったよね?」
今週は何と2話構成でした
「7月8日 四人」


「ケンカのおわびに・・・さ
今日ヒロにお弁当作ったんだよ」

「せっかく仲直りしたのに
またケンカになっちゃうよー?」

「宮子ぉちょっとどういう意味!!?」
「よかった~~いつもの朝だ~~」
オチもしっかり決まりました
<おまけ>

「ひっ・・・!」



よみがえる数々の恐怖・・・

(ま、まずい、きっとあの食堂での
一件を根に持っているに違いないわ!)

ざわ・・・・・・

「く、来る・・・!!」

「ありがとう」

「へ?」

それだけ言って、ヒロさんは何もせず去っていきました

「な・・・何よ・・・
諦めないんだからね、絶対に・・・・・・」
夏目の戦いはこれからも続くのであった・・・
今週は・・・
ひだまりスケッチ最高の神エピソードでした
いや、今まで見た百合話の中でも屈指の傑作と言えよう。
第二期の情報を聞いた時、
一番楽しみにしていたのがこの話です。
沙英、ヒロ、夏目の三角関係を構成する
三人の魅力が凝縮されていた。
この三角関係が大好きな
私にとっては願ったり叶ったりの内容でした。
全く持って何もかもが素晴らしい。
いつも仲の良い二人をケンカさせて、
仲直りさせる事でその仲をより深める・・・
王道ではありますが、
百合においてこういった話の何と少ない事か!!
ぱにぽにだっしゅ20話のベッキー×姫子ぐらいか。
そして・・・
夏目は沙英が好きという
オフィシャル設定はここから始まった。
すなわち・・・終盤の話でありながら、
×365で多量に追加されたアニメオリジナルの
夏目イベントの原点がこのエピソードなのです。
夏目のアイデンティティが完成された話という意味でも、
記念碑的傑作と言って良いでしょう!

賞賛と感謝を込めて
うめ先生ありがとう
シャフトありがとう
次回最終回ですが、
最後の最後も夏目を出して
きっちり締めてもらいたいものです。
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