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ささみさん@がんばらない 9巻

以下ネタバレ


瀕死のガルーダに誘われて過去の世界を覗く情雨と玉藻前。
過去を振り返る短編集と見せかけて思いっ切り長編でした。

過去の世界で一緒に料理している鎖々美さんとかがみを見てやきもちを焼く情雨w

シヴァの能力で首を象の物とすげ替えられる情雨w
ライトノベルでこんな扱いを受けた女性キャラも稀だよな。

シヴァの歴史介入によって鎖々美さんは真面目なリア充になり、
そのせいでシヴァに真っ向から勝負を挑んで最高神のちからごと吸収されてしまった。
鎖々美がいなければ月読日留女も闇の聖母になることはない。
鎖々美さんをリア充にするのはこれまで
ヴィシュヌが成したどんな奇跡よりも難事だったとかw

鎖々美さんの姿を借りて代役を果たしている間、
過去の自分と仲良くしようとする情雨。

過去の段階で仲良くしておけばかがみよりも誰よりも仲良しになれるはず!
これまで大分デレが進行していたと思っていたけど
人目をはばかることが無ければそこまでデレるものなのかw

現在の鎖々美さんのキモい言動を完璧にトレースしていたw
むしろ完璧すぎて過去の自分にドン引きされて、
ほとんど効果無さそうだったのが骨折り損というか恥掻き損というか……
というかあんな行動を取ったのは今の自分なら
あの鎖々美さんの過剰な求愛行動を喜ぶと思っているという事ですよねw

地下王国パタラでは玉藻前と
まだアラハバキと敵対している頃のかがみという異色のコンビの冒険。
本作では毎回神話にまつわる色んなガジェットが出て来るんですが、
今回は忘れられたもののオンパレード。
一種の忘れられたもの博覧会みたいなノリです。

ロボットと人間は同じ時を生きられない。
鎖々美さんは必ずかがみを置いて先に死んでいく。
しかし自分が死ねばきっと鎖々美さんは悲しむ。
そうなるぐらいなら物置に忘れられてもむしろ本望、それが幸せ。

だから悪竜ヴリトラの対象を朽ち果てさせる攻撃も苦痛ではない。
こっちも目の前にいない方ががっつりデレてくれるなぁ。

現実世界では意識の戻らないかがみに鎖々美さんが人工呼吸を行っていた。
これでファーストキッスを鎖々美さんに奪われた
というところで情雨ちゃんと並びましたねw
鎖々美さんのファーストキッスの相手は歴史改変前なら情雨だけど、
歴史改変後の時系列ならかがみという、卵が先が鶏が先かみたいなことになっている。

こちらを一瞬以下で殺せる破壊神シヴァを「説得」して戦いを終わらせる情雨。
鎖々美さんとの交流で生まれた感情の成果ですね。

基本的に本作は相手が神々という事もあり、
相性や純粋な力の差で真っ向勝負では決して勝てないと言う状況が多いんだけど、
実力でも歴史改変のスピードでも遠く及ばないシヴァが相手なので
特にその傾向が顕著だった。


「多神教と一神教」
「多神教の神々は人々から忘れられ、衰退している」
「人と神の別離は定められた未来」


中盤以降はこの辺が本作のメインテーマになっていて、
避け得ぬ衰退に対する、神々の想いや選択が描かれている。
今回はヴィシュヌの場合だったけども、
神への信仰が失われつつある現代を舞台にした
作品ならではの中々面白い着眼点である。


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