ドミネーターによる検査の出来ない環境下での殺人。
サイコパス世界におけるクローズド・サークルみたいなものか。
第一話の感想でサイコパスがあれば
従来通りの犯罪捜査は必要なくなるのではと思ったが、
犯罪捜査が可能となる環境を設定してきたのですね。
ネットワークが高度に発達しすぎて
完璧なセキュリティを実現できないからこそ、
ネットワークから断絶した環境が生まれるという、
行き過ぎた進化によって局地的な退化が発生している。
備え付きのチェック機では十分な検査は出来ない。
サイコパスが浸透しているならその処理件数も膨大な量になるわけで、
ドミネーターはそれに最優先で割り込めるから即座に判定できる。
どれだけ技術が進歩しても、それを収める容量の問題はついて回るのね。
他人を虐めて喜ぶクズが精神が安定するからサイコパスで良判定が出て、
虐められる側がストレス溜まるから犯罪係数が上がると言う……
いくら文明が高度に発達しても、人間の醜悪さが変わらない以上、
理不尽はまた別の形を持って現れるものだな。
そうそう犯人をぶっ殺すのもアレなので今回は
犯人はパラライザーを食らわすだけで済まし、
破壊される役目はドローンが担当しました。
相手が機械でも危険度を判定できるんだな。
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