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ベン・トー 8 超大盛りスタミナ弁当クリスマス特別編1250円 感想

以下ネタバレ


表紙はサンタ帽子の槍水仙。
中短編集と合わせて10巻に達したというのに
未だに表紙に抜擢されない白粉&白梅w
永遠の脇役コンビということなのかもしれない。
ちょうどクリスマスに刊行とタイミングを
合わせたのかなと思ったら、後書きによれば偶然らしい。

アニメ版を見たことで、ジジ様、内本君、二階堂と言ったキャラの顔を
はっきりイメージしながら読めるのは何だか新鮮な気分である。

茶髪が二つ名級に昇格!

その名もシーリーコート

元々実力は二つ名級と呼ばれていたから、ついに……と言った感がある。

ギリー・ドゥーとかナックラヴィーのように、
狼たちの噂から生まれる二つ名なのに、RPGでも
聞いたことの無いようなマニアックな名詞が使われるのだろうか……w

二つ名効果か前半部分はかなりの強キャラとして描かれていた気がします。

そしてアニメ版同様頑ななまでに素顔、というか目元は公開せず。
現在三年生で卒業したらこの街を離れるらしいので、
本当に素顔を公開しないまま退場する可能性も高いな。

素顔と言えば、今回是非挿絵を入れて欲しかったのが
7巻で登場した新参の狼・ウルフヘア
一対一では柔道の投げ技・組み技を使うと言う新たなキャラ付けがされ、
烏田高校の狼と言うことで出番も安定しており、
今後ますますプッシュされていく気がする。
「佐藤を変態と断定している」というのはありそうでなかった
貴重な立ち位置でありますし。
ウルフヘアの投げ技が最後の勝負を決めるキーになっているんですよね。


しかしウルフヘアを始めとする周囲の人々の誤解が
必ずしも誤解と言い切れない程、佐藤の性根の助平さが露呈して来ている。
少なくともカブトボーグの龍昇ケンとかフォーゼの大杉先生とかと同じレベル。
白粉の悩みについて、胸の事だな……と思い浮かぶ辺りで
読者としては「こいつやべぇw」と思うわけですが
本人は全く自覚していないのが何とも……

最初はひたすら不幸な目に遭うばかりのキャラだったが、
話が進むにつれてだんだんと本性を表し、あまり同情できないキャラになっていくと
言う点ではエリートヤンキー三郎の大河内三郎に似ている。
不幸な偶然が多いのは確かだが、
もはや「僕は変態じゃない!」と言っても空々しく聞こえるな。

そのくせ著莪に対してだけは何処か淡々としているのが本作中で最も謎な箇所かもしれない。

小便しているところを後ろから見られることを許可するとか
理解も共感も飛び越えすぎていて、もはや何も言えないw
何も感じていないわけではないのだろうが、それでも実行する辺り同じ人類の思考とは思えんw

トイレッツって実在するんですねw
捏造してどうなるんだっつう話だけど。

サラマンダーは佐藤に「カペルスウェイト」の二つ名をつける。
いずれはこの名で呼ばれることになるんだろうか……変態ほど定着し無さそうだなぁw

佐藤と言えば、ちょっとした繋がりから
いきなり数ページに渡る長い過去語りに突入するのがこの小説の定番であるが、
今回は最初に現在の友人達に関する過去話をやったところで、
即座に小学校時代の恩師の過去話にシフトするという、
怒濤の過去回想二連発をやってのけた。
セガサターンに関するマニアックな話題は、
これ単に作者が語りたいだけだろと言わんばかりの無理矢理感だったw

内本
「やめるんだ佐藤。見苦しいぞ、恥を知れ」


とうとう内本君にまで憐れまれる佐藤ww

白粉の影響で、彼自身も周りの出来事からホモネタを
連想するようになってきているが、その気持ちは実によく分かるww
白粉先生は求道でありながら他を染め上げる覇道の太極の資質も持ち合わせていますからね。



白粉の悩みが結局自身のホモ小説に関することだったと言うのは実に安定していますね。

白粉先生の新シリーズ始動!

部室での会話で出てきた柔道にヒントを得て生み出したその名も
『獣道(ジュードー)』。

「本編と同じ刑事物じゃさすがにゲイがないですし」

「ルールは簡単!試合を開始したらどんな手段を用いてでもいいので
先に果てた方を勝ちとし、それを確認したら審判が『一発!!』と声を上げ――」


「主役とライバルはサイトウさんとヤマノモ……いえ、ヤマノモノさん!
そうです!サイトウさんはいわゆる“スターシステム”出演!
かつては同じ師に仕えていた兄弟弟子ッ、
あ、違う、えぁっと、穴――るぅ!兄弟って奴ですね!」


スターシステムw
舞HiMEシリーズでやってるのと同じ奴ですね。

「ドドドドドドド……」というジョジョの擬音と共に覗き見している姿が恐ろしく似合いすぎているww
アニメ版もそうだったがやはり彼女のネタは別格で面白い。


佐藤が白梅のエロい夢を見るくだりではスクールデイズのような
頭のおかしい展開で普通にドン引きしたのだが、
その後で友人達やハゲのおっちゃん、二階堂、坊主、顎鬚が
雪崩れ込んで一気にホモネタに突入した時は実にホッとしました。
佐藤がモテているよりこっちの方がこの作品にはふさわしい空気に思える。
白粉先生の妄想はベン・トーにおける清涼剤のようなものですねw


白粉の生理の日を把握していたり、胸に触ったことがあると言ったり、
アニメ版オリジナルに続いて白梅さまもだんだん変態としての本性を露呈してきている。
白粉と白梅に関しては一切揺るがぬ個性を持っているところが
魅力なので、今後もこのままでいてほしいものです。

「もし白粉さんの悩みを解決できたら一度だけ怒らないで上げます」

そもそも佐藤が白粉と何か関わる時点で白梅は嫉妬と怒りを覚えるわけで、
どの道プラスマイナスで相殺される結末しかないのだから、
そこに佐藤が木津無かった辺りまだ白梅の方が上手ということなのだろう。


珍しく槍水視点で進むパートが結構長かったな。
氷結の魔女とシーリーコートの共闘は結構燃えた
劇中で絡むことあんまりなかったよね。

長編になると出番はコンスタントにあっても、
東区の狼なので弁当争奪戦に参加するシーンが少なく、あまり目立たない印象のある著莪。
カラオケでアニメ版のキャラクターソングである
Treasure!を歌うなどアニメ版を意識したネタもありました。


佐藤の友人達である高段位桜桃少年団(ハイクラスチェリーボーイズ)
より一人ずつ明確にキャラ付けがなされ、本編での出番も多くなっている。
小太りの神田君、おっぱい好きの蔵田君、
金髪外人美女好きで、著莪を狙っている矢部君と彼らの言動が
何ともコミカルに描かれ、今巻ではメインの一角と言っていい。

魔導士、大猪に続いて今度はサラマンダーに0ページで負けたオルトロス。
すっかり「かつての強敵、でも今は噛ませ犬」ポジションが確立している……!
でもサラマンダーの見立てでは、「未だ発展途上」らしく、
今後まだまだ強くなると言うフォローが入れられています。


二階堂がビッグ・マムに目を付けられた

アニメで公開されたビジュアルはかなりイケメンだったが、
原作中でもイケメンであると表記されていました。
そして3巻同様、白粉先生からは完全に佐藤のホモの相棒と認識されている。

「何というクロスオーバー展開、作品を飛び越えての嫉妬!!」

「ツードッグス」のコンビ名もまだ残っていたんだ。


今回メインの敵となるのが、4巻に登場し、
最強に最も近い狼と呼ばれるサラマンダーこと響鉄平

半額弁当以外の食を絶ち、腹の虫を暴走させることにより痛みを感じなくなると言う、
狼の中では最高位であろうスキルを持っています。
るろうに剣心で、左之助や安慈、縁がやった、精神が肉体を凌駕している状態って奴ですか。

「サラマンダーは幻術を使う」

双子のコンビネーション、ステルス、毒の次は幻術ですかw
バトル漫画の定番とされている能力を毎回弁当争奪戦で再現しているような。
毛玉との仲の良さは、白粉先生が妄想するのも無理は無いレベル。


レッド!レッドじゃないか!!

7.5巻で逮捕された企業戦士サラリーマン・レッド。
あれから無事容疑が晴れて釈放されたんだw
ブタ箱に入れられたままだったらあまりに救われないオチでしたからね。
半額弁当を求める狼になったようだが、会社はクビになったのだろうか……

牛、豚、鶏を用いた三種のハンバーグ弁当は普通に食べてみたいなぁ。

アニメ版ではオルトロスに噛ませ犬にされているシーンがあったが、
原作では2巻以降消息不明だった元帝王(モナーク)、
パッドフット遠藤忠明のその後もちょっと語られていました。
まだ狼は続けているが、出現頻度は凄く低いらしい。
ハゲのおっちゃんもしっかり出ていたし、
クリスマス特別編らしく、今まで登場したキャラ全てを出さんばかりの内容でした。

槍水仙の二人も友達もいたな。
佐藤は紫家先輩を未だに電波だと誤解したままなんですねw

流石にヘラクレスの棍棒までは出て来なかったが、
佐藤の小学校時代の教師で石田彰先生と言う声優の石田氏と同姓同名の人物が出てきました。
流石に時期的にこれは関係ないと思いますけどね。

オルトロスに二階堂、茶髪、顎鬚、坊主、
そして白粉、白梅、著莪も加わって皆でクリスマスパーティーをやるラストは良かったですね。
二階堂と鏡が微妙にフラグ立っているようなそうでもないような。

カゴが「力ゴ」と誤植されている箇所があった。
パソコンで打っていてどうやったらそんな誤字が出来るんだ……?w

また今回も内容濃かったですね。
ベン・トーは今年に入って集めだしたシリーズですが、
非ファンタジー系では最も面白かった。
これまでの巻も、新刊で出てたらたっぷり感想書いてやろうと
思っていたぐらい濃い内容だったので、
何気に初めて原作の感想を書けて満足していたり。
アニメと違って過去のネタバレも気にする必要無いし。

内容も面白いが、やはり一般的なラブコメには
なるべくならないようにしている作者の姿勢が管理人の嗜好に適合したのが大きいだろう。
今後ともその方針は変えないようにして欲しいものです。


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