セイバーとランサーに己の部下になるように
誘いを持ちかけるライダーだが、二名とも当然拒絶。
しかし、セイバーもさり気に自分から正体ばらしてますね。

「真の王たる英雄は、天上天下に我(オレ)ただ一人。
後は有象無象の雑種に過ぎん」
ライダーの挑発を受けて、アーチャー、バーサーカーが参戦し、
姿を見せぬアサシンを含めて、
キャスターを除く六名のサーヴァントが集結することとなった。

アーチャーの王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)は
自身の宝物庫から無数の宝具を発射する、
本作の能力バトルの基準を崩壊させるような超性能。
まぁ、能力バトル物には、こういう基準を突き抜けているが故の強者というキャラが一人二人出てくるものだが。

超小型のミサイルに等しい宝具の連射を掴み取っては弾き、掴んでは弾くバーサーカー。
より強力な宝具が飛んで来れば、持っていた武器を捨てて新たに持ち変える。
こうすることでさらに強化されていく。
狂化して理性を失っても、その技術にはまるで翳りが無い。
ここがまたアニメーション凄い。
「痴れ者が……天に仰ぎ見るべきこの我(オレ)を、同じ大地に立たせるか!
その不敬は万死に値する!」
高いところに立つのが好きなアーチャーは街灯を切り落とされてマジ切れする。
全くの個人的問題として、アーチャーの怒声を聞くと
BASARAの石田三成をイメージしてしまって違和感が拭えぬ。
まぁ次第に慣れるのであろうが。
バーサーカーは武器に分類されるものならば、
触れた物すべてを自らの宝具に変える。
どんな武器でも長年使いこんだ自身の得物の如く扱える。
先週ライダーが言っていた、
「宝具とは武器の形状を取った有形の物質に限らず、
その英霊が持つ無形の特殊能力も含まれる」とはまさにこれのこと。
アーチャーVSバーサーカーは一巻最大の見どころですね。
セイバーもランサーも強者といえども、
少なくともサーヴァントの常識の範囲内で収まるレベルであったが、
この二名はその常識を大きく逸脱している。リアル系とスーパー系の違いのような。
その場に拾った街灯ですら宝具に変えるバーサーカー。
しかしランサーのゲイ・ジャルグにあっさり切断されてしまう。
ランサーのゲイ・ジャルグは魔力を断つので鉄屑はただの鉄屑となる。
宝具を奪われるアーチャーがバーサーカーと相性が悪い様に、
バーサーカーにとってはランサーが非常に相性の悪い相手となる。
ライダーの乱入によってアーチャーとバーサーカーが参戦し、
時臣とケイネスに令呪を無駄撃ちさせることに成功した。
あわよくば、切嗣がケイネスを殺し、
それに気付いたアサシンが切嗣を殺して
一気に二組脱落するところまで行ったかもしれない。
結果的にライダーの乱入は
ウェイバーにとって大きなプラスをもたらしたわけで……
ここで大体一巻終了といったところか。
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