二人のバースを圧倒するウヴァ。
石のベンチの上でくつろぐ余裕を見せます。
鴻上の切り札は、本来10枚あったコアメダル、
その10枚目のメダルだった。
映司は鴻上のメダルでタトバコンボに変身!
大量のセルメダルのパワーでウヴァ完全体を圧倒する。
真木にコアメダルを与えられ、最初は調子に乗っていたウヴァだが、
どんどんメダルを投げ入れられ暴走は嫌だとビビり出す。
オーズを助けるためにアンクが駆けつける。
真木が逃走するウヴァを追いかけたことで戦闘は中断。
映司も大量のメダルを取り込んだ負担で倒れてしまう。
クスクシエには、真木の格好をした人形が……
真木が人間として執着していた唯二つの存在、
それらに同時に別れを告げ、世界を終わらせる覚悟を決めたと言うことか。
結局ウヴァは真木に捕まり、メダルの器 暴走形態に。
ビルや車をセルメダルに変えて吸収、無数の屑ヤミーを街に放つ。
屑ヤミーの相手はバースに任せ、
グリード態になったアンクとオーズプトティラコンボは真木グリードと激突。
オーズは大量のセルメダルをメダガブリューに投入し、真木に強烈な一撃を放つ。
しかし暴走形態のエネルギーに守られた真木を倒すには至らなかった。
アンクはクジャク、コンドル、そして自分自身であるタカのメダルを映司に渡す。
タカ!クジャク!コンドル!
タジャァードールー!
タカ、クジャク、コンドルの声はアンク?
7枚の紫のメダルをタジャスピナーにセット。
最後の一撃が決まり、ついに真木グリードを撃破。
真木はブラックホールと化し、全てのコアメダルを吸いこんでいく。
ウヴァさんは、そのまま死亡w
辛うじてタカメダルをキャッチした映司だが、メダルは既に割れていた。
アンク「お前を選んだのは俺にとって得だった……」
落下する映司を、飛行するバースが救出する。
地上には映司を助けようとする仲間達の姿が……
映司
「俺が欲しかった力……どこまでも届く俺の腕。こうすれば手に入ったんだ」
「でも、お前の手を取ったのも間違いじゃない。絶対に」
戦いは終わり、映司はアンクのコアメダルを持ち、再び旅に出た。
映司の後ろで飛び回るアンクの腕は幻か、それとも……
仮面ライダーオーズ 完
いやはや凄い最終回でした。
800年前のオーズ、鴻上と真木の理想の違い、
映司とアンクへの比奈の想い、壮絶な最終決戦、映司とアンクの別れ、
そして皆が期待していたウヴァさんの情けない姿まできっちりと抑えてある。
小林靖子氏はここまで凄い脚本を書けるものかと改めて敬服しました。
アンクの喪失と言うインパクトがある分、
ライダーの最終回じゃ一番盛り上がったかもしれない。
アンクが敵に回ってからの展開が神でしたね。
メダルの塊に過ぎないグリードの本質が描かれ、
アンクの命への執着がより前面に出て来るようになり、
映司とアンクの決裂に繋がっていく。
しかし映司は求めていた「力」をアンクと出会った時に既に得ていたことに気づき、
アンクもまた映司や比奈との関わりで、
グリードが決して手にすることの無い「満足」を得ていたことを知る。
最後の最後で勝負を決めたのが、プトティラでもタトバでもなく、
シナリオの都合上、後半では出番の無かったタジャドル、
色んなコアメダルを嵌めこんで必殺技を放つという設定だったはずが、
タジャドルの出番が少なく結局あまり使われず、
むしろまどか★マギカのほむらの盾に似ているというネタしか記憶に残ってない
タジャスピナーに紫のメダルを嵌めこんでの一撃とか、胸が熱くなります。
そしてウヴァさん。
当初はオーソドックスな直情系敵幹部でしたが、
後半以降は徐々に間抜けな面、情けない面、意外にマメな面を見せるようになり、
すっかりオーズの愛されキャラになっていました。
役者とキャラがしっくり合っていたのも良かったです。
映司にアンク、伊達さんにドクター真木、鴻上会長などなど……
前作、前々作のWやディケイドと比べると、設定的なインパクトは薄かったものの、
その分深みのあるキャラクターや脚本で一年間魅せてくれた作品でした。
一年間お疲れ様でした。
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