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魔法少女まどか★マギカ 第9話「そんなの、あたしが許さない」

ほむらがシャーロットを爆破したのは本物の爆弾だったのか。
魔女には銃火器を始めとする人類の兵器も有効なのか?
ほむらの魔力が介在しているからか?


ほむらと手を繋ぐ、つまり接触していれば、時間停止の影響を受けない。


ソウルジェムはグリーフシードに変化した後、魔女を生んで消滅した。

ソウルジェムが濁りきって黒く染まる時、
グリーフシードになり、魔女に変わる。


だから何故それをもっと早く(以下略


ビダルサスーンのCMのごとく
髪をさらっとやるほむほむ!


最後は華麗にターンして立ち去る。


性懲りも無く出て来るキュゥべえ!


その目的はこの宇宙の寿命を延ばすため


エントロピー

エネルギーは形を返還するごとにロスが生じる、
宇宙全体のエネルギーは目減りしていく一方。
ゆえに熱力学の法則に縛られないエネルギーを探し求めてきた。
それが魔法少女の魔力。

キュゥべえ達の文明は、知的生命体の感情をエネルギーに
変換するテクノロジーを発明したが、
彼らの種族は感情を持っていなかった。
そこで彼らは宇宙の様々な異種族を調査し、人類を発見した。
人類の個体数と繁殖力を一人の感情が生み出すエネルギーは、
人が誕生してから死ぬまでに発生するエネルギーを凌駕する。
人間の魂は、エントロピーを覆すエネルギー源足りうる。

とりわけ最も効率が良いのは、
第二次成長期の少女の、希望と絶望の相転移。
ソウルジェムが燃え尽きてグリーフシードに変わる
その瞬間に、膨大なエネルギーを発生させる。
それを回収するのが、インキュベーターの役割。

キュゥべえ
「君たち人類だって、
いずれはこの星を離れて僕たちの仲間入りをするだろう。
その時になって、枯れ果てた宇宙を引き渡されても困るよね?
長い目で見れば、君たちにとっても得になる取引のはずだよ?」


「バカ言わないで」

全くだw

キュゥべえ
「僕たちはあくまで君たちの合意を前提に契約しているんだよ。
それだけでも十分に良心的なはずなんだが……」
「騙すという行為自体、僕たちには理解できない。
認識の相違から生じた判断ミスを後悔する時、
何故か人間は、他者を憎悪するんだよね」
「君たち人類の価値基準こそ、僕らは理解に苦しむな。
今現在で69億人。しかも、4秒に10人ずつ増え続けている君たちが、
どうして単一個体の生き死にでそこまで大騒ぎするんだい?」
「君たちの犠牲はどれだけ素晴らしい物をもたらすか、理解してもらいたかったんだが……」
「いつか君は、最高の魔法少女になり、そして最悪の魔女になるだろう」
「その時僕らはかつてないほど大量のエネルギーを手に入れるはずだ」
「この宇宙のために死んでくれる気になったら、
いつでも声をかけて、待ってるからね!」



ふむ、キュゥべえと言う存在がどういうものなのか、
よく理解できるやり取りでした。


まさか自分からべらべら喋ってくれるとは思わんかったw

個性を決定づける感情が無い、ということは、
彼らの種族には個というものが存在しないんだろう。

彼らから見て、人類の価値基準が異常、というのは納得できる話なんだよね。
人類は、親しい僅かな人間の死に動揺して、精神を失調することさえあるのに、
遥か遠くの砂漠で何万人死のうが一切意に介さず、平然と日常を送ることが出来る。


ある人間にとっての“特別”とは、他者からすれば“異常”でしかない。
人類愛を謳いながらも、人類は特別以外のものを、平然と犠牲にできる。


「だけど、顔も知らない人間が何兆人死のうと、
ボクは痛くも痒くもないね!
地球の裏側で飢え死にしている人がいるのを気にしたら、
毎日のゴハンが美味しくなくなっちゃうよ。
もっとも、顔を知っていたって同じ事だけどね!」

ジ・エーデル・ベルナル/スーパーロボット大戦Z



「君たちに我々が理解不能なように、我々には君たちが理解不能だ。
どうして自らの命を使ってまで、同族を殺そうとするのだ?
どうして、たかが民族や信条の違いなどのために、同族同士で殺しあう?
どうして苦しみ飢えている同族を助ける前に、
家畜や動物などの権利に必死になる?
その不等式は不可解だ。どうして?どうして?どうして?」

アムプーラ/されど罪人は竜と踊る




魔法少女は条理を覆す存在だから、何ができるかはキュゥべえにも分からない。
全能の存在とて、自らが全能である証明はできないからね。

杏子
「最後に愛と勇気が勝つストーリーってさ」



愛と、勇気……?

虚淵玄から最も縁遠い言葉ですね!!

押しつけがましい独善と、無思慮ゆえの無謀の間違いじゃないのかい。

普通に笑っちゃったよ。きっと虚淵先生も、この台詞を書いている時苦笑されたはずだ!


うまい棒ならぬうんまい棒


ワルプルギスの夜とは超ド級の大型魔女


杏子
「この仕事はね、誰にだって勤まるもんじゃない。
毎日美味いもん食って、幸せ家族に囲まれて、
そんな何不自由していない奴が、
ただの気まぐれで魔法少女になろうとするんなら、
そんなのあたしが許さない。いの一番にぶっ潰してやるさ」
「命を危険に晒すってのは、そうするしか他に仕方のない奴がやることさ。
そうじゃない奴が首を突っ込むのはただのお遊びだ。おふざけだ」


杏子の言っていることは本人の意図とは違うだろうが、論理的に考えても正しい。

自覚は無くてもお遊び感覚で戦っていた人間が、
戦闘の非情さを知れば、恐怖と絶望は一気に深くなる。
「何故自分がこんな目に」と思わずにはいられない。
それこそが魔女化のトリガーとなる。

最初の頃で、さやかが「何故私たちのような満たされている
人間にチャンスが与えられるのか?」
という問いを発したが、
そういう平和ボケしていて、殺し合いの重さも分からない人間の方が魔女になりやすいからだろう
より効率的に魔法少女→魔女化のサイクルを回すことが出来る。

逆に言えば、戦争を日常として受け入れられる人間や、
最初から殺しあいの何たるかを弁えている人間は、魔女にはなりにくい。

戦争が日常で、今日喰う物にも困る人間が魔法少女になったって、
きっと自分の立場に満足して終わりだろう。
道端に散らばる餓死者に比べればはるかに幸福だってな。

だからこそ、裕福な人間が多く、それでも何かしがの不満を持っている人間が住む
日本や欧米圏で勧誘活動をしていたのだろう。


杏子
「あんただっていつかは、
否が応でも命がけで戦わなきゃならない時が来るかもしれない。
その時になって考えればいいんだよ」


Fate/Zeroでライダーがウェイバーに行った台詞に似ているようなw
ここがお前の人生最大の見せ場ってわけでもなかろう?みたいなセリフだった。



さやかに呼びかけるまどかだが、さやかは聞く耳持たず。

杏子
「頼むよ神様。こんな人生だったんだ。
せめて一度ぐらい、幸せな夢を見させて」


神といっても虚淵だぞ。


杏子
「一人ぼっちは、寂しいもんな。
いいよ、一緒にいてやるよ、さやか」


杏子は大蛇のような関節槍を召喚し、さやかと共に自爆する。
魔法少女における卍解、ファイナルベントのようなものか。
狒狒王蛇尾丸?ベノスネーカー?

杏子はこの時点ですでに致命傷を負っていたのだろうか。

しかしPixivで杏さやが増えだしたと思ったらこの結末……狙っているとしか思えないぜー。


キュゥべえはさやかの説得が不可能だと分かっていて、杏子を引き留めなかった。
杏子が脱落してくれればほむらは一人でワルプルギスの夜と戦わなければならない。


キュゥべえが狡猾と言うより、ほむほむが迂闊だったという他ないな。

つうかお前、何のんきに学校に行ってんだよ!
最低でも四六時中まどかか杏子かキュゥべえを監視しておくべきだろう。
未だに秘密主義の謎も明かされないしなぁ。

結果的に言えば、
ほむらは杏子の勝手を許したせいで
貴重な戦力を失い、
一人で強敵と戦わなければならない羽目に陥った。


合理的に考えればさやかをほむらと杏子の二人がかりで抹殺し、
万全の態勢を整えてワルプルギスの夜との戦いに臨むべきだった。

杏子はワルプルギスの夜との戦いにおいて必須となる駒だった。
故に万全を期して管理しておく必要があったのに、
それを怠ったのだから、これこそ自業自得と言われても仕方がない。

冷徹に振る舞うことと、
勝負に徹することは全くの別物。


絆だの友情だの、要らぬ装飾を捨ててはっきり言ってしまえば、
仲間とは、自律行動する武器に他ならない。

頼り切るのもいい、騙すのもいい、盾代わりにするのもいい。
しかし、その武器が勝手に動くのを許して、
その結果壊れてしまうのは、それは使い手の怠慢だ。


戦士の定義を「あらゆる物を利用して勝利条件を満たす存在」と仮定するならば、
周囲の人間、即ち仲間もまた利用する道具となりうる。
戦闘は一人より複数で戦う方が圧倒的に有利なのだから、
仲間を使わない選択はそれだけで非合理的となる。
ゆえに仲間を管理し、利用する能力の無い人間は、戦士として不完全だ。

愛でも友情でも信頼でも絆でも恐怖でも暴力でも利害でも洗脳でもいい。
戦士には仲間を繋ぎとめておく能力も要求される。
目的のために手段を選ばないとは、そういうことだ。


どうも私は、作中人物が勝利条件を満たす上で
非合理的な行動を取るといらいらする性格らしい。
それが狂気であるという説明が為されていればいいのだが……


結局、少女たちを追い詰めているのは、魔女やキュゥべえなどではなく、
それぞれの勝手な思い込み、無謀な行動、感情的な決断、
拙い連携、秘密主義という、彼女ら自身の問題によるもの。

親しい人間を大切に思う、他人のために命を懸ける、そう簡単に諦めない。
そんな普通の物語ならば美徳とされる行動が、どんどん事態を悪化させていく。


現状では、そんな個体間の認識のずれが、
欠点にしかならないことを容赦なく描いている。
同時にそれは、キュゥべえや禍つ式の如き、
多と個が一体となった存在の優位性を証明してしまう。

人類は、同種族間での意志疎通もできず、それ故に不利益をこうむってしまう。
全くなんて不完全な生命体なのだと。



仁美はさやかの内情を知っていれば、あんな無思慮な行動をとることは無かっただろう。
彼女の行動が、さやかの魔女化を後押ししたも同然だ。
だがそれは、仕方がなかった、のではなく、
人類が互いの情報を共有できない不完全な生命体だからと解釈することもできるのだ。

少なくともキュゥべえにはそう思えるだろう。
仕方がないというよりは、よほど問題の所在ははっきりする。


しかし……ほむらの正体がOPでまどかが抱いている黒猫だとすると、
彼女もまた、キュゥべえと同じく人間の価値観が理解できない存在なのかもしれない。
だから、未知の存在に対して気軽に契約を交わしたり、
結果が不確実な行動に命を懸けることがまるで理解できない。
そんな無意味なことはしないだろうと思い込んでしまうのではなかろうか……


しかし今回の話は、虚淵先生の自虐を交えたギャグじゃないかと思えてくるんだが……

だって、虚淵先生を多少なりとも知っていれば、
さやかを説得して元に戻す展開なんてあるわけないって思うに決まってるでしょ。
フェイクにすらなってない。そして結果的にはやっぱり最悪の結末になりましたと。

「どうせお前らは俺が救いの可能性を提示しても信じやしないんだろ?
なら望みどおりにしてやるよ」
という意図を感じ取るのは……穿ちすぎですねw

まぁ私はこれで虚淵先生にますます揺るぎない信頼を寄せられるようになりましたがw


エンドカードの杏子はニトロプラスつながりで、
装甲悪鬼村正のキャラクターデザイン担当のなまにくATK氏だ。

私がプレイした中でもベスト3に入る18禁ゲームなので機会があれば是非。
もう一つは『Dies irae~Acta est Fabula~』で、あと一つは空位。



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コメント


いつも楽しませてもらっています。

今回は、QB達が愚か者だって事がはっきりしたと思います。
魔女システムによるエネルギー確保は、倫理的な問題があるとしても理には、かなっています。
ただし、自分達にも予測できない大きなエネルギーを持つってまどかをその対象にするのって失敗フラグですよ。
もともと、自分達に理解できないエネルギーを手探りで確保している状況なのに、莫大なエネルギーだからって飛びつくなんて、どんだけ危険な賭けをしているのでしょうか?
言うなれば、原子力発電所に物凄いエネルギーになるからと未知のウランを使おうとしている様なものですよ。
十中八九事故るのが世の道理です。

前に倒し方って話をしていましたが、今回の話でQBが宇宙の正義の味方だって事が判明してかなりやり方が増えました。
QB達が困るほどエネルギーを消費するって脅せば幾らでも取引が出来ます。
まどかは、それが可能な程の魔法少女になるって自分達で言っているのに、かなりの御馬鹿ですよね。


私が考える一番のハッピーエンドは、まどかが魔法少女化し、宇宙のエネルギーを無駄遣いして、死んだ人間を蘇らせていく、慌ててQBが止めるが、圧倒的な力に手も足も出ず、マミあたりを生き返らせたあたりで、地球から完全に手を引いてしまい、地球から魔法が失われる。
最後にQBが悔しそうに捨て台詞を残し地球から去っていくって所でどうでしょうか?

とにかく後三話、どんなエンディングが来るか一緒に楽しみたいと

人は豊かな感情を持つがゆえに合理性を度外視した愚かな行動をよく取ります
裏を返せば感情とはそこまでのパワーがあり、時に合理性を凌駕するものとも言えます
キュウべぇの種族が元から感情がないのか、進化の過程で失っていったのか(おそらく後者と推測)、いずれにせよ彼らは合理性の権化と化して効率最優先になった結果、無駄はなくなったけれど行き詰まった現状を打破する能力も失ったのではないでしょうか?

「合理的に判断して不可能」という仮定が成り立った場合、それは彼らにとって現実に不可能なのと同義になり、試すだけ無駄なので行わないでしょう
しかし、実際には無駄に思える行動を取った結果、不可能が可能になる事がままあります
今回杏子が行ったさやか救出作戦は無謀もいいところですが、しかしキュウべぇ自身言ってたように条理を覆す可能性が全くのゼロではなかったはずなのです
なのに、ほむらに「信じてたの?」と問われ、「不可能に決まってるじゃないか」と言い切りました
理屈の上ではどんなに低い数字であっても可能性は一応あったとキュウべぇは自分で言っておいて信じる事はまるで出来ない……単純に狡猾というだけでなく、彼の言動にはそういう種としての行き詰まりが見える気がするのですが

補足

>円環少女最終巻
は、武蔵小杉のTUTAYAで売っているのを確認しましたよ。

>最後に愛と勇気が勝つストーリーってさ
でもこれって言い方を帰ると、一方的で我侭な思いと理屈を無視した行動って事で、完璧な計画ほど、最終的には、損得勘定も無く理屈に合わない行動に弱いって事ですよね。

現実的な話、どんな優れた机上の天才も行動する馬鹿には、勝てないって意味だと思いますよ。

いろんな感想サイトを回って気付いた事

たびたびすいません。

ほむほむがあまり事情を説明しない論理的な解釈に気付きました。

複雑なことじゃなくてただ単にまどかにあまり真相を知らせたくなかった。
それに尽きると思います。
はっきり言ってその他の人間が魔女になろうが死のうがあまり関係ないって言うのが本音で、システムを説明してしまえば、まどかは、悩み何とかしようとしてしまうから、ほむほむは、どうしようもなくなるまで説明しない。

ほむほむとしてのベストは、まどかに会おうとするQBを殺し続け、マミと力を合わせて夜を倒す事だった筈。
それが、マミの邪魔が入り、QBとめぐり合ってしまう羽目になってしまった。
一度魔法少女とめぐり合ってしまっては、ほむほむは、関係者に事情を話して、まどかに伝わる危険性は、冒せなかった。
教えれば教えるほど、まどかが魔法少女になる可能性が高くなるって言うのがほむほむの経験則だったのでは、ないでしょうか?

ちなみにQBの企みとしては、以下の様になると思います。
邪魔が入らなければ普通に魔法少女スカウトすませるつもりが、ほむほむが邪魔し、その上マミが余計な余裕を与えてしまった。
だから、保護者的マミをまず排除する様に仕組む。
その際、まどかを魔法少女にひっぱりこみやすくするためにさやかをスカウト。
これもほむほむに邪魔された。
しかし、QBとしては、さやかを魔法少女にする自信があったので、さやかを手っ取り早く魔女にするための当て馬、杏子を引っ張ってきた。
ここでもやはり計画違いは、ほむほむで、二人の争いを止めてしまった。
その上、ほむほむと杏子が力を合わせて夜に対抗しようとしたので、魔女かするだろうさやかを使って杏子を排除にかかる。

こうやって並べて見るとほむほむは、無口だなんだかんだ言われているがQBの策略を結構邪魔している。
現在の状況になっているのは、ほむほむがまだ人の心があって、冷酷になりきれなく、QBに他者とのつながりを大切にする心が無かったからだと思います。

次回のほむほむの決断が楽しみになってきました。

ちょっと長くなりましたが失礼します。

核心突きますよね いつも

>人類は、親しい僅かな人間の死に動揺して、精神を失調することさえあるのに、
遥か遠くの砂漠で何万人死のうが一切意に介さず、平然と日常を送ることが出来る。

こんにちわ、藍三郎さん。藍三郎さんの記事はこういう人間、物事の核心、ありのままの要点を書いてくれるから、私は影響を受けて惹きつけられるんでしょうな。

ここの部分は全く同感です。かくいう私も世界中(今は中東辺りかな)で何万人死のうが心痛みませんし、平然と日常送っている一人です。知ったこっちゃないんです。だってその亡くなっている人達に対して自分が何か救いの手を差し伸べてやれる訳でも力になれる事なんてない。知らせを聞いて涙を流してやれるほど出来た人間でもない。そんな事できる人間はよほどの聖人君子か、上っ面だけの偽善者だと考えてしまいます。(大抵そんな人間好きになれませんし)ギリギリ泣けるとしても自国民のよほど境遇、死因が哀れな人達ぐらいです。

このアニメも最初(6話目かな?)はQBに対して憎悪、負の感情を抱いていましたが、この回で落ち着いて少し客観的になって考えてみれば、QBを一方的な悪だと決めつけるのは我々人間の価値観からみたエゴにすぎないんでしょうね。QB自身が言ってるようにQBにとっちゃ知った事じゃない。

時の流れとは恐ろしい(苦笑)好きになってはいけないんでしょうが、大分QBの評価が肯定的になってきてきました。虚淵脚本は初体験なのですが、終わりがどこで落ち着くのか楽しみになってしまいましたw

自分も補足を

申し訳ない「QBにとっちゃ知った事じゃない」から続きで

QBとは今、現代生きる人間の無自覚の悪意と、残酷さや冷酷さ、負の面を体現した存在なのかもしれませんね。(QBにも自覚している部分もありますがw)

相も変わらず、藍三郎さんの記事には惹かれます。これは本音です。
宇宙の延命、キュウべぇを生み出した文明、一気にジャンルがシフトしてませんか^^;w スケールもでかくなってるw
今回思ったんですが、個人論ですが、この作品に『正義と悪』という区別を持ち込む事自体、おこがましい…いや、確実に不可能でしょうね。もうスケールがでか過ぎて、そういうテーマから離れてますから、持ち込めるとしたら『自分が信じる価値観』しかない思います。

「バカ言わないで」>『向こうとこっちは違うから戦争が起きる、それが戦争の全て』…HELLSINGの台詞で、的はずれていますが、キュウベぇと人類は相容れませね、絶対。この台詞が物語ってます。

仲間とは、自律行動する武器に他ならない。>素晴らしい御指摘w

最後に愛と勇気が勝つストーリーってさ>一度でいい、主人公と敵対する存在に勝利を与えてやる物語が見たいです。

どんどん事態を悪化させていく。>季節はずれの『ひぐらし』の声が聞こえます…うみねこ見ましょw

人類愛を謳いながらも、人類は特別以外のものを、平然と犠牲にできる。>それが、人間なんですよねぇ、納得納得。というより、人間一人に把握できることなど、たかが知れていますしね。

装甲悪鬼村正>今度やってみますねw 面白そうですし

悪意や不条理諸々負の話だと長文かつ饒舌になる藍三郎さんナイスです♪でも全くその通りなんですよね。特にほむほむ何のんきに学校通ってるのと。
虚淵さんは現実の負を合理的に無機的に徹底的にフィクションに描き、織り交ぜるのが上手です。

仲間は道具、ただし相手も自分に対して同じ事を考えてる事を忘れずに。効率と合理的に走るあまり目先のでかい物に捕われて落とし穴に気付かず自滅する。そして現実の人間=QBなのだと虚淵さんのメッセージなのだと思います。

横から失礼

闇従者さん

>一度でいい、主人公と敵対する存在に勝利を与えてやる物語が見たいです。

その手の話でしたら、ワンダの巨像ってゲームがお勧め。
ニコニコ動画で実況動画を偶々見つけて見ましたが、主人公が死んだ少女を生き返らせる為に巨像と戦った挙句、巨像の源みたいにのに変化した挙句、敵対していた人間に殺される(封印される?)おもいっきりのバッドエンド。
少女への愛と生身で巨像と戦う勇気をもって戦うという完全な愛と勇気の物語なのに、結末が酷すぎるので印象に残った一本です。

Re: タイトルなし

> もともと、自分達に理解できないエネルギーを手探りで確保している状況なのに、莫大なエネルギーだからって飛びつくなんて、どんだけ危険な賭けをしているのでしょうか?
> 言うなれば、原子力発電所に物凄いエネルギーになるからと未知のウランを使おうとしている様なものですよ。
> 十中八九事故るのが世の道理です。

事故っても吹っ飛ぶのは地球と僅かな端末だけだろうからそんなリスクは無いのかも。
駄目だったらまだ次行こう、みたいな。


> 前に倒し方って話をしていましたが、今回の話でQBが宇宙の正義の味方だって事が判明してかなりやり方が増えました。
> QB達が困るほどエネルギーを消費するって脅せば幾らでも取引が出来ます。
> まどかは、それが可能な程の魔法少女になるって自分達で言っているのに、かなりの御馬鹿ですよね。

騙すという意味が分からない、と言うことは、
逆に自分たちが騙されたりすることも考えに無いのかもしれない。
確かにそこは糸口になりうるな。


> 私が考える一番のハッピーエンドは、まどかが魔法少女化し、宇宙のエネルギーを無駄遣いして、死んだ人間を蘇らせていく、慌ててQBが止めるが、圧倒的な力に手も足も出ず、マミあたりを生き返らせたあたりで、地球から完全に手を引いてしまい、地球から魔法が失われる。
> 最後にQBが悔しそうに捨て台詞を残し地球から去っていくって所でどうでしょうか?
>
> とにかく後三話、どんなエンディングが来るか一緒に楽しみたいと

まどかの魔法少女化を戦略として組み込むならば、
最大の焦点は、自身の魔女化を阻止できるかどうかなんだが、
これだとキュゥべえに魔女になる前に魔法少女化を解かせることが出来ますね。
できるかどうかは分からないけども……

個人的にはまぁ、どんなエンディングであれ、生き返り展開はなしで。

Re: タイトルなし

> 「合理的に判断して不可能」という仮定が成り立った場合、それは彼らにとって現実に不可能なのと同義になり、試すだけ無駄なので行わないでしょう
> しかし、実際には無駄に思える行動を取った結果、不可能が可能になる事がままあります
> 今回杏子が行ったさやか救出作戦は無謀もいいところですが、しかしキュウべぇ自身言ってたように条理を覆す可能性が全くのゼロではなかったはずなのです
> なのに、ほむらに「信じてたの?」と問われ、「不可能に決まってるじゃないか」と言い切りました
> 理屈の上ではどんなに低い数字であっても可能性は一応あったとキュウべぇは自分で言っておいて信じる事はまるで出来ない……単純に狡猾というだけでなく、彼の言動にはそういう種としての行き詰まりが見える気がするのですが

実際感情が無いという彼らが何故宇宙のエネルギー問題を憂慮せねばならぬのか謎ですが、
最初に定められた使命を忠実に遂行しているだけなのかもしれない。

しかし、宇宙全体で見れば、個々の感情が違う故に様々なことを試し、
新しい可能性を切り開いていく人類は、中々に優秀な種族なのかもしれない。
ゆえに思いっきり搾取されてるわけですが。

Re: 補足

> は、武蔵小杉のTUTAYAで売っているのを確認しましたよ。

ああ、もう入手しました。


> でもこれって言い方を帰ると、一方的で我侭な思いと理屈を無視した行動って事で、完璧な計画ほど、最終的には、損得勘定も無く理屈に合わない行動に弱いって事ですよね。
>
> 現実的な話、どんな優れた机上の天才も行動する馬鹿には、勝てないって意味だと思いますよ。

まぁ世の中計画通りに進むことの方が少ない……ようで、
実は計画通りに進んだことは当たり前のこととしてあまり表に出ないから、
実際どちらのケースが多いかはわからないんだな。

個人的には計画組んで戦うよりその場の閃きや勇気が大事、
みたいな風潮には嫌悪感しか覚えないんだよねー。
だって、その方が簡単に物語を創れるもの。

Re: いろんな感想サイトを回って気付いた事

> たびたびすいません。
>
> ほむほむがあまり事情を説明しない論理的な解釈に気付きました。
>
> 複雑なことじゃなくてただ単にまどかにあまり真相を知らせたくなかった。
> それに尽きると思います。
> はっきり言ってその他の人間が魔女になろうが死のうがあまり関係ないって言うのが本音で、システムを説明してしまえば、まどかは、悩み何とかしようとしてしまうから、ほむほむは、どうしようもなくなるまで説明しない。
> ほむほむとしてのベストは、まどかに会おうとするQBを殺し続け、マミと力を合わせて夜を倒す事だった筈。
> それが、マミの邪魔が入り、QBとめぐり合ってしまう羽目になってしまった。
> 一度魔法少女とめぐり合ってしまっては、ほむほむは、関係者に事情を話して、まどかに伝わる危険性は、冒せなかった。
> 教えれば教えるほど、まどかが魔法少女になる可能性が高くなるって言うのがほむほむの経験則だったのでは、ないでしょうか?

ああ、それは有り得る気がしてきた。その辺はさすがに来週明かされると嬉しいのですが。

後、何度もループしてあれだけ執拗に魔法少女化を阻止しようとしているからには、
やっぱり魔法少女になってしまえば詰みということを経験で理解しているんだろうなと思ったり。

しかし、片方は時間操作、もう片方は最強設定と
他の作品なら反則もいいところの二人がいるのに全く道が切り開ける気がしないんだよなw

Re: 核心突きますよね いつも

> こんにちわ、藍三郎さん。藍三郎さんの記事はこういう人間、物事の核心、ありのままの要点を書いてくれるから、私は影響を受けて惹きつけられるんでしょうな。

私自身、読んでる小説とかでこういうフレーズが
よく出るから影響受けまくってるだけなんですけどね!

そして毎回思っているのは、別に核心を突いたところで何も事態は進展しない、ということ。


> このアニメも最初(6話目かな?)はQBに対して憎悪、負の感情を抱いていましたが、この回で落ち着いて少し客観的になって考えてみれば、QBを一方的な悪だと決めつけるのは我々人間の価値観からみたエゴにすぎないんでしょうね。QB自身が言ってるようにQBにとっちゃ知った事じゃない。

災いの元凶であることは疑い無いんですけどね。
この時代の人類の視点で見るならば、悪と言うより明らかな外敵だろうな。


> 時の流れとは恐ろしい(苦笑)好きになってはいけないんでしょうが、大分QBの評価が肯定的になってきてきました。虚淵脚本は初体験なのですが、終わりがどこで落ち着くのか楽しみになってしまいましたw

別に毎回こんな感じですよと決まってるわけでもないですからねぇ。私にも読めませんw

Re: 自分も補足を

> 申し訳ない「QBにとっちゃ知った事じゃない」から続きで
>
> QBとは今、現代生きる人間の無自覚の悪意と、残酷さや冷酷さ、負の面を体現した存在なのかもしれませんね。(QBにも自覚している部分もありますがw)

私は最初、魔法少女におけるマスコット全てを皮肉った存在だと思ってましたがねぇ。
どれだけ可愛らしい姿で綺麗事を並べようと、
年端もいかない少女を戦場に送り出していることには変わりない。

Re: タイトルなし

> 相も変わらず、藍三郎さんの記事には惹かれます。これは本音です。

ありがとうございます。

> 宇宙の延命、キュウべぇを生み出した文明、一気にジャンルがシフトしてませんか^^;w スケールもでかくなってるw
> 今回思ったんですが、個人論ですが、この作品に『正義と悪』という区別を持ち込む事自体、おこがましい…いや、確実に不可能でしょうね。もうスケールがでか過ぎて、そういうテーマから離れてますから、持ち込めるとしたら『自分が信じる価値観』しかない思います。

キュゥべえが宇宙人ってのは、まぁ有り得る……
というか魔法の世界から来たよりはよっぽど可能性あると思ってました。

善と悪の戦いというより、最初からほむらとキュゥべえの、
互いの勝利条件を満たすためのゲームと捉えています。


> 最後に愛と勇気が勝つストーリーってさ>一度でいい、主人公と敵対する存在に勝利を与えてやる物語が見たいです。

てっとり早いのは格闘ゲーム。
悪役やボス格のキャラを使えば彼らが最後に勝利する物語が体験できる。
戦国BASARAなら、ストーリーも充実しているし。


> 装甲悪鬼村正>今度やってみますねw 面白そうですし

どぞどぞ~~かなり長いけど私としては最高に面白かったです。

Re: タイトルなし

> 悪意や不条理諸々負の話だと長文かつ饒舌になる藍三郎さんナイスです♪でも全くその通りなんですよね。特にほむほむ何のんきに学校通ってるのと。
> 虚淵さんは現実の負を合理的に無機的に徹底的にフィクションに描き、織り交ぜるのが上手です。

その逆で、善意や条理の話だとそれで話は打ち止めになってしまうんですよねぇ。
それは良かったね、でおしまい。

ストーリーはダークでも、きっちりエンターテインメントしているところが虚淵氏のすごいところです。


> 仲間は道具、ただし相手も自分に対して同じ事を考えてる事を忘れずに。効率と合理的に走るあまり目先のでかい物に捕われて落とし穴に気付かず自滅する。そして現実の人間=QBなのだと虚淵さんのメッセージなのだと思います。

真に効率と合理性を追求するなら
もっと高い視点でものを考えなければダメと言うことですなぁ。

何を考えているか分からない、重要な情報は伏せて話す、甘い話には罠がある。
どれも現実の人間に当てはまることばかりですw

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魔法少女まどか★マギカ 第9話「そんなの、あたしが許さない」

キュウべえの鬼畜ぷりがまたも発揮されます(^^; もう絶対許さない! ですね…。 固体の生死とか関係ない存在ですから、どうやれば滅せるんでしょうね。 アレはただ魔女の元になる魔法少女を作り出す装...

魔法少女まどか☆マギカ 第9話「そんなの、あたしが許さない」

魔法少女まどか☆マギカ 第9話「そんなの、あたしが許さない」です。 まぁ、色々と

魔法少女まどか☆マギカ 第9話 感想「そんなの、あたしが許さない」

魔法少女まどか☆マギカですが、美樹さやかが魔女になってしまい鹿目まどかは悲しみます。暁美ほむらは冷静を保ちますが、佐倉杏子は意外と熱血で友情にも厚く、何とかさやかを助けようと奔走します。 まどかはキュウべえことインキュベーダーと対峙しますが、魔法少女を...

(エントロピー)魔法少女まどか★マギカ 9話「そんなの、あたしが許さない」(感想)

「せめて一度ぐらい幸せな夢を見させて」 佐倉杏子の人を思いやる気持ち。 恥ずかしいぐらいマジ泣きしました。 物語はエントロピーのように ハッピー(秩序)からバッドエンド(無秩序)へ向かうしかな...

魔法少女まどか☆マギカ 第9話 「そんなの、あたしが許さない」 感想

この世の為の綱渡り―

魔法少女まどか★マギカ 第9話「そんなの、あたしが許さない」

救われない展開まっしぐらの本作。 いつぞやの回のレビューで書いたけど、ほんと全滅エンドじゃないだろうか。 ついにキュゥべえは開き直りまでして、残ってるのは逆ギレぐらい? 法律上はなんも問題ありま...

魔法少女まどか★マギカ 第9話「そんなの、あたしが許さない」

人を幸せにできるはずの力が人を不幸にする

◆ 魔法少女まどか★マギカ 第9話「そんなの、あたしが許さない」 感想 【エントロピーの法則を覆す、それが魔力、願いの力】

夢もキボーも奇跡もありゃしない まどか史上、一番の奈落の底に突き落とされた話。 絶望過ぎてエンディングすら流れなかったよ。 でも、まだジェットコースターは下がるの? 展開もさることながら...

魔法少女まどか☆マギカ  第9話「そんなの、あたしが許さない」

第9話「そんなの、あたしが許さない」

『魔法少女まどか★マギカ』#9「そんなの、あたしが許さない」

「心配するなよさやか。一人ぼっちは寂しいもんな。 いいよ、一緒にいてやるよ。さやか」 誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない… そういって、杏子の前で魔女へと変貌してしまったさやか。 さやかが元に戻る望みはあるのか?

魔法少女まどか☆マギカ 第9話 「そんなの、あたしが許さない」 感想

杏子が格好良すぎる! だからこそ、予想は出来てもこの結末は悲しすぎるよ。 人魚姫だったさやかも……。 大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。 見...

魔法少女まどかマギカ第9話『そんなの、あたしが許さない』の感想レビュー

『この宇宙のために死んでくれるに気になったら、いつでも連絡してね、まどか!』(byキュウべえ)なお話でした。 宇宙の寿命、エントロピーとか、もう何がなにやらw まどかがついていけないのも無理ナッシン! でも、理屈は通りまくりでやっぱ凄いなとw 例によってネタ...

魔法少女まどか☆マギカ #09 そんなの、あたしが許さない

テレビ版の 『魔法少女まどか☆マギカ』 を見ました。 (以下ネタバレです。まだご覧になっていらっしゃらない方はご注意して下さい) 赤と青の肖像  

魔法少女まどか☆マギカ 第09話 感想

 魔法少女まどか☆マギカ  第09話 『そんなの、あたしが許さない』 感想  次のページへ

魔法少女まどか☆マギカ 第9話 そんなの、あたしが許さない レビュー キャプ 

だれかの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにいられない 私達魔法少女ってそういう仕組みだったんだね あたしって…ほんとバカ… そう言って魔女になってしまったさやか。そしてその場に居合わせた 杏子はさやかの魔女空間に取り込まれてしまう。ただの抜け殻になった さ...

魔法少女まどか★マギカ 第9話「そんなの、あたしが許さない」

魔法少女まどか☆マギカ (2)鏡の国のアリス「第9章 女王様アリス」 あれ?今回は共通点を見いだせない・・・ それはさておき、今回は魔術と科学が交差しました!