FC2ブログ

戦闘破壊学園ダンゲロス

管理人がちょくちょく見ているジャンプ感想サイトのThe男爵ディーノの架神恭介さんが
能力バトル小説を出したそうなので読んでみました。

エログロが多いけどもかなり面白かったです。

以下ネタバレ


とりあえずライトノベルでいきなりエログロ描写に入るのは
され竜でいくらか耐性がついていたので、
まぁこれも作風と思って読んでたんだが、人に勧めるのはちょい躊躇するなぁ。
内容はすごく面白かったので、残り半分ぐらいになったら最後まで一気に読みました。

ダンゲロスの由来は、英語を読めない地元の不良が
看板のDANGEROUSをローマ字読みしたからというのは何気に笑いました。

美少女番長とか宇宙一のビッチとか濃いキャラクター達が
ユニークな特殊能力を駆使して、複数の陣営に別れて殺し合う能力バトルもの。
白金が死んだ辺りから特にそう思ったけども、メインキャラでも死ぬ時は本当あっさり死にますね。
現代版甲賀忍法帖というのもよくわかります。
死んだキャラをあっさり生き返らせたら非難轟々ですが、
魅力的なキャラをあっさり殺しても非難されることはあまりない気がします。
女々しいと思われるからかな。

能力は基本的には当たれば死ぬ類のものが大半で、
誘惑、毒殺、快楽、ウィルス、即死、因果律操作などなど、間接攻撃のオンパレード。
そしてそれに対する汎用防御が一切無い。
無限の攻撃力と防御力を持つ転校生であっても即死攻撃を喰らえばあっさり死ぬという……
男爵ディーノで架神さんが常々言ってることをそのまま形にしたような小説でした。

逆に考えれば、他の多くのバトル作品は、
間接攻撃を軽減する能力と精神力でステータスが変動する能力を
デフォルトで備えていることになりますな。

一刀両断が良いです。おかっぱで剣士というだけで良いんだけど、
好きな人と斬り殺し合いたくて色々思い悩むバトルジャンキーなところが特に受けました。
ベイ中尉よろしく結局意中の人とは戦えずに終わるところなど、この小説らしいか。

らしいといえば、途中で番長グループがほぼ全滅し、
生徒会は結構な人数が生き残ったが、
後で魔人小隊がやってきてあっという間に銃で殲滅される辺りも凄くらしいと思った。
友釣香魚なんて、結構な重要キャラかと思ったのに
最初の方で出たきりで、その後台詞も無く一行で死ぬし。
まぁその能力は最も重要でしたが。

パラレル世界の描写と思しき『希望崎学園祭』では
バジリスクの過去編やドラマCDの番外編を思い出した。
本編では酷い殺し合いをしている人たちでも、
少し運命の歯車が変わっていれば笑える日常を送れたはず、みたいな。

転校生の報酬というのは、シムシティ、あるいはRPGツクールの
素材集めみたいなもんだったんですかねぇ。

一番衝撃的だったのは脳味噌を完食することで能力をコピーする黒鈴の能力ですかね。
ご丁寧に(?)挿絵まであるし。ああいう挿絵ってOKだったんですね。
世に能力をコピーする能力は数知れないけど、ここまで過酷な条件は他にないのでは。

エログロ趣味以外の何物でもないと思った赤蝮の例のシーンが、
実は両性院の転校生覚醒に必要不可欠だったなんて……これには驚かされました。


何気にあの終わり方はかなり好きですね。
レズだからと言えばそれまでなんだけど。

この小説が百合とはほとんど関係ない能力バトル小説、というのが重要で、
基本的に、百合そのものをテーマとした
ジャンル以外の作品では百合は尽く冷遇される傾向にあるんですよ。
禁書目録の黒子とかさぁ。

しかし今作では登場人物が尽く死に絶えた中で、女二人だけが生き残り恋仲になるという、
このあまりに俺得な落ちに、実に幸せな気分になれたわけですね。

両性院が転校生になった以上、この後国から
更なる追っ手が来たとしても大抵の暴力は跳ね除けられるし、
いざとなれば自分の世界を創って二人で逃げられるしな。
最初の一人は無条件で連れて来れるそうだし。

彼女らに関しては隙の無いハッピーエンドじゃあないですか。
これまでの悲劇の数々を思えばとてもハッピーなんて単語は使えませんが、
いいじゃないか、だって、世界で一番美しいものは女子高生同士のレズなんだから!


面白かったらクリックお願いします

ブログランキング・にほんブログ村へ
スポンサーサイト



コメント


コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://greensnake.blog70.fc2.com/tb.php/1949-8c62c7b8