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クロスロオド 9巻感想

以下ネタバレ


「考えてみたらそこまで二人にムリさせて人間とか別に救わなくてもいいんじゃね?」
「無理して才能の無い他人とか救うことなくね?」
「“仕組み”のわかった世の中なんていらなくね?」
「これから七日後あるジャンヌとジュリエットのダブルスカイが
全世界に“目覚まし電気”を落とします!
才能なき者、頭が悪い者、その他“いらない人”たちは絶滅します」


ガーメントさまの悪役っぷりが凄まじい。
今連載している中じゃ一番邪悪さが感じられるラスボスだと思う。

カストラートの人間が白い繭の生体部品にされてるところで鳥肌立ったよ
ハーメルンのバイオリン弾き並みに人間が犠牲になる漫画だ。
あれも、助けた街が後で皆殺しなんて展開があった。

デザイナーであれ何であれ、「物をつくる人間」が道を究めようとすると、
最終的には非人道的行為に行き着く。
究極の作品を作るためには、人倫や道徳など妨げにしかならない。
対象への情熱が深ければ深いほど、物作りに真摯であればあるほど、
それ以外の全てを無価値と見做すようになる。そうなれば、禁忌を踏み越えることに迷いがなくなる。

「バカと天才は紙一重」というが、天才ほど世界を単純に捉えたがる傾向がある気がする。
湊斗光やラインハルト・ハイドリヒ、シャノン・ワードワーズがそうだったように。

世界の仕組みを塗り替えるほど巨大な願望と、
それを成せるだけの才能が揃えば、願望を叶えることを躊躇しない。
彼らは聡明だからこそ、「弱肉強食」が世界の絶対の真実だと理解している。
普通の人間のように、真実に背を向けない。だから躊躇い無く大勢の人間を犠牲に出来る。
それは社会から外れた生き方であるが、彼らはそのことを意に介さない。
社会を敵に回しても、己の我を通すだけの確固たる自信があるから。
世界を敵に回して戦えるのは、「バカな天才」だけというのがよくわかる。


回想の若いアルジャンヌがかわいいな。
あの子を生体部品にして巨大な服に変えちゃうんだからやっぱり残酷漫画だw


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