最終回ですが普通にオープニングが流れます。
五つの星座の封印を解く為、
バリバリアンに乗って宇宙に行くカーレンジャー。
バリバリアンがエグゾスにクラッシュして、
画面が炎に包まれたところでいつまでも交通安全!のテロップが……
どこが交通安全やねんwと笑ってしまったぞ。
ガイナモ
「心はカーレンジャーが、命を賭けてチーキュを守ったのか……」
悲しんでいるガイナモたち
お前ら和解したからって順応早すぎるぞww
カーレンジャー生還!
「戦う交通安全!
激走戦隊カァァァァレンジャー!!」

ダップ
「激走戦隊カァァァレンジャーの復活ダップー!!」
ついにエグゾス、自ら地球に降臨!!

エグゾス
「全宇宙に散らばる邪悪なパワーを結集させ、
余はエグゾス・スーパーストロングとして蘇った!」

「今度こそ俺の見せ場だ!」
「芋長の芋羊羹!」


「ガイナモぉぉぉぉぉ!!」
ガイナモ巨大化!!
しかし突然腹を痛め、小さくなってしまうガイナモ。

グラッチ
「この芋長の芋羊羹、期限切れになってたよー!」
ゾンネットに腹を蹴られるガイナモ。
だが、この一幕こそが実は最も重要なシーンであった。
VRVロボで戦うカーレンジャー。
ビクトリーツイスターも受け止められる。
VRVマスター
「激走対暴走の最後の戦いだ」

シグナルマン
「ボーゾック!お前たちも応援しろ!
フレフレ!VRVロボー!!」

剣で貫かれるVRVロボ
リボルクラッシュかw
爆発間近のVRVロボ。
脱出しようとするメンバーを引きとめるレッドレーサー。
レッド
「みんな!最後まで、リーダーの俺を信じてくれ!
エグゾスを倒せるのは、
宇宙の平和を守れるのは、俺達だけなんだ!
どんな嵐の日でも、雲の向こうに、
いつも太陽は、青い空に輝いているんだ」
放電しながら立ち向かうVRVロボ!
レンジャービークル発進!
エグゾスに組み付いたまま爆発するVRVロボ。
寸前で脱出したカーレンジャーはレンジャービークルに乗り込む。
しかしエグゾスはまだ生きていた。
今度はRVロボで戦う。
今度は回転したまま剣を水平にかざして突っ込む。
激走斬り、ハイパークラッシャー!!

エグゾスの腹に風穴を開ける!
しかしその穴はすぐに再生してしまう!
エグゾス
「何をやっても無駄だ。
全宇宙の邪悪なパワーを結集させて蘇った余には、
クルマジックパワーなど効かぬ!余は無敵なのだ!!」
大破するRVロボ!
カーレンジャー達にももはや打つ手が無い……
だがそこでガイナモが閃いた!
グラッチから芋羊羹を奪うガイナモ!!

「よーし見てろよ!クソ野郎!!」

エグゾスの口に芋羊羹を放り込む!!
エグゾス
「腹が、腹がぁぁぁぁぁ!!」
苦しみ出すエグゾス。
これは先ほどのガイナモと同じ現象……!
ガイナモ
「腐った芋長の芋羊羹を食べさせたんだよ!」
ゾンネット
「ガイナモ、そなたを見直しました」
ガイナモの頬にキスしてあげるゾンネット。
元のエグゾスの姿に戻った!

エグゾス
「悪の大宇宙ハイウェイを完成させるまでは、
何としても生き続けてやる!」
エグゾス対カーレンジャー、正真正銘のラストバトル!
「宇宙の平和は!俺達カーレンジャーが守る!」
カーレンジャークルマジックアタック!!!
全員一丸となって突撃する!
エグゾス
「悪の大宇宙ハイウェイ計画がー!!」
暴走皇帝エグゾスは、
大宇宙ハイウェイ計画の野望と共に消滅するのだった……
こうして、宇宙の平和は守られた……
仲良くパーティーするカーレンジャーとボーゾック
宇宙の平和を守った祝賀パーティー会場
まんまやなw
恭介
「俺達の新しい出発を祝って、乾杯といこうぜ!」



実とゼルモダは実は以前にも生身で会話したことがあったりする。

シグナルマンはポリス星に戻り、警部補昇進試験目指して猛勉強している

ガイナモはボーゾックを解散し、地球に残り焼肉店に就職した。
以前ガイナモがゾンネットと食事をした店で、
ZZギューリーの標的となった店でもある。
ガイナモ
「カルビ二切れサービスしておきましたよ、
焦がさないように焼いてくださいませ」


ゼルモダとグラッチは学問に目覚め、
義務教育をやり直す為に小学校に入った。
支配者の意味さえ知らないレベルだったからな~
子供たちにも「ゼルモダおはよう」と親しまれているw

その他のボーゾック達は芸能プロダクションをつくり、
本格的ミュージカルスターを目指した。
バリバリ シアター


愛は暴走の果てに
タイトルだけ見れば割と普通に思えるw

ゾンネットはファンベル星で毎日見合いをしている。
ファンベルダイヤモンドのペンダントには恭介の写真が。

ダップとVRVマスターはビクトレーラーで宇宙旅行をしている。

だからあのヘルメットどうなってんだ!?
早く恭介たちと遊びたいダップ。

元通りになったペガサス。
まぁボーゾックの協力とクルマジックパワーがあればたやすいことですねw
結局社長夫妻は最終話には登場しませんでした。
カーレンジャー五人は、第一話と変わらず、夢の車を追い求めて働く毎日を送っていた。

戦う交通安全!
激走戦隊カァァァレンジャー!!
じゃ~~ね~~~
勝利の鍵は腐った芋羊羹という、実にカーレンジャーらしい、
カーレンジャー好きからすると
これ以上無い素晴らしい締め方でした!!
それに気づいたのがガイナモって言うのも嬉しい!
カーレンジャーの中でも特に愛着の持てるキャラだったが、活躍らしい活躍が無かった。
その分、最終回では中途半端な巨大化も含めて、やってくれました。
実はこの伏線は最初期に張られていた。
当時何も知らないボーゾックが芋羊羹を食べて巨大化した頃、
コンビニの芋羊羹を食ったら逆に体が縮んでしまった。
そのお陰で芋長の芋羊羹でなければ駄目ということに気づき、
長きに渡って巨大化アイテムとして活躍するわけだが……
同時に、芋羊羹はまかり間違えばボーゾックにとって
致命的な弱点になりうることが示されていたのだ。
コンビニの芋羊羹でさえ体が縮んでしまうのだから、
それが腐った芋羊羹ならどうなるか……
実際、エグゾスは小さくなるどころか
宇宙の邪悪なエネルギーを失い元のエグゾスに戻ってしまった。
エグゾスの弱点は既に序盤で明示されていた!!
リアルタイムで放送されてた頃は予想した人もいたりして。
細かい事を言うならば、エグゾスはボーゾックではないのではないか?
という問題に突き当たりますが……
ここから仮説。
宇宙暴走族ボーゾックの暴走族とは、
地球における集団としての暴走族という意味と同時に、
生来暴走を好む、暴走族という生物学的な種族のことを意味しているのではないか。
エグゾスがあれだけ大宇宙ハイウェイ計画に執着したのも、
彼が暴走族という種族だったから。
そして、芋長の芋羊羹で巨大化し、
それ以外では縮んでしまうのは、『暴走族』共通の性質であり、
だからこそ、エグゾスは腐った芋羊羹で弱体化してしまったのではないか……
かつてはハザード星を初め数多くの星を花火にして、
更に何度も地球消滅の危機を引き起こし、
裏切り者は容赦なく殺す悪の宇宙暴走族ボーゾック
(この言い方もギャグにしか聞こえなかったりするw)
があっさりカーレンジャーと和解し、その後も地球で平和な日々を送っているというEDは
他の作品なら引っかかるかもしれませんが、何分これはカーレンジャーなので、
細けぇこたぁいいんだよ!!
で済ませてしまいたくなる。
それだけボーゾックは憎めない悪役であり、
カーレンジャー世界がギャグとして完成されている証でもある。
前も言ったが特撮は元々「細かい矛盾点などを平気で受け流せる土壌」があり、
その部分をひたすら強調しているのが「カーレンジャー」。
この和解に、世界平和のためには敵味方のわだかまりを捨て、
仲良く手を取り合うことが大事……
という高尚なテーマが隠れているかどうかは分かりませんが……
「カーレンジャー」で一番大事な部分ってのは、
カーレンジャーとボーゾックの激闘の記録!といったものではなく、
一年間通してカーレンジャーや
ボーゾックの面々が繰り広げてきた
明るく楽しいドタバタにあるのだと思います。
だから最終回も、どちらが敗北して消滅するわけではなく、
これからも明るく楽しくやって行くのが、
カーレンジャー的には最高のラストだったのではないかと思います。
戦隊屈指のお笑い作品にふさわしい、
終始コミカルなストーリーが展開されたカーレンジャー。
・どんな時にもギャグを挟む、全体に漂う緊張感の無いノリ。
・不条理な設定が平然とまかり通る世界観。
・芋羊羹で巨大化、シグナルマンの「誰も通らない」などの恒例のネタ。
・激走戦隊カーレンジャー、宇宙暴走族ボーゾックなど、
固有名詞をやたら長く言ったりする独特の会話センス。
・作中で登場するチラシや新聞などの小道具。
・敵役のボーゾックがひたすらにバカ。
しかし、やっていることは人を殺したり星を滅ぼしたりと
残虐そのもので、バカさ加減とのギャップで一種のシュールさも生み出している。
・暴走戦隊ゾクレンジャー。
あれはもう戦隊ヒーロー史に残る一話だったと思う。
全編ギャグのオンパレードで、
特撮ヒーローものというよりはコメディの印象が強いですが、
むしろ戦隊もののフォーマットに収めているからこそ、
ギャグとストーリーのバランスが上手い具合で取れて、
面白い物語になっているのだと思います。
後バトルをやれば、ただのお笑いだけではなく、熱さや疾走感も加えることが出来る。
何だかんだでお笑いに追随するぐらい熱い展開も多かった。
こうして考えるとカーレンジャーって
欠点と呼べるものが存在しないんですよねー。
最初から最後まで全く失速すること無かったし、内容が変化することも無かった。
これって、世界観がきっちりと固められているということなのでは!
お気に入りのキャラはダップとガイナモ、ゼルモダ、グラッチの三人組、シグナルマン。
レッドレーサーは後半になるにつれて異様にかっこよくなっていった。
ダップを普通にかわいいと思っているのは俺だけか……
哺乳類と両生類の合いの子みたいな顔がいいのか、
あくまで戦隊のサポーターに徹しているところがいいのか、
一般受けしなさそうなところがいいのかw
すごくツボに嵌まる可愛らしさだ。
ガイナモ総長は着ぐるみのデザインがすごく私好みだったんですが、
加えて大竹宏氏の演技が素晴らしいです。
ベテランな上、ボスやニコちゃん大王みたいな氏が
最も得意とするギャグキャラということもあり実にガイナモというキャラに嵌まっていました。
ゼルモダにグラッチ、シグナルマンにVRVマスターといい声ばかりでしたわ。
しかし毎週繰り返されたボーゾックのコミカルなやり取りを見るに、
やはり着ぐるみっていいなぁと思ったり。
動きの全てを一つ一つ描写する必要があるアニメと違って、
一度作ればいいだけなのでデザインはひたすら凝ったものに出来る。
もうあれは芸術作品の領域ですがな。
一体の着ぐるみにあそこまで色んな意匠を付加するのは日本ぐらいじゃなかろうか。
俺的にはハリウッド映画とかに出てくるものよりずっと好き。
何故なら映画に出てくるのはリアリティを重視したシンプルなものが大半で、
特撮みたく作り手独特のセンスが出る事はあまり無い。
着ぐるみは、本来怪物が持つおどろおどろしさを抑え、どこかコミカルさが加わる。
昨今よく出るCGを使った巨大な怪物よりも、ずっと愛着が沸きます。
そんな着ぐるみ達の繰り広げる仮面劇は、人間同士のやり取りとは違う趣きがあり、
それでいて、人間の姿をしていない彼らからにじみ出る
人間らしさがまた独特の味になっている。
私が特撮を昔から見ているのは、怪獣、怪人の着ぐるみ愛が
動機の半分以上を占めていたりします。
まぁ近頃だと平成ライダーでは生身の役者の演じるキャラの方が
よっぽど変人なケースがあるので、そちらを目当てにしていたりしますがw
レビューして面白い作品をレビューする
という目的で始めた激走戦隊カーレンジャー
私的な満足度は100%。
私個人としては大成功だったということです。
ツッコミどころを無理して探さなくても、
全編ツッコミどころなので感想を書くのが非常に楽。
何より作品そのものが大変私の好みに合っていて、面白い。
何か私の為にあるような作品でしたw
今のお笑い作品はやたらとお色気が要素が多かったり、
あるいは徹底的にシュール路線かのどちらかなので
今作みたくひたすら笑わせてくる作品は本当に減ったように感じます。
こればかりは本当にセンスが要求されるので数が少ないのは仕方のない事ですが……
しかし世の流行が私の趣味から外れているのは間違いないよね。
その路線を追い求めるなら、やはり人造昆虫カブトボーグは見るべきなんだろうなぁ……
これにてカーレンジャー全48話のレビューは終了です。
視聴のきっかけを与えてくれた方々、コメントくださった方々、
抜けていた話の動画を紹介してくださった方、どうもありがとうございます。
最後に……
カーレンジャーはDVDのパッケージも実に秀逸です。
ちょっと欲しくなってくるじゃないかw
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