
喪服透華
透華より衣の方が誕生日が早いらしい。
だから衣がお姉さん。

何この魔女が棲む城

スーツ姿が異様に似合っている井上純
今の龍門渕高校麻雀部員五人は
元いたロートル麻雀部員を殲滅してレギュラーになったらしい。
大会に出る理由は、衣が楽しめる相手を探すため。
透華
「県予選、全国、そして世界!!
あなたと楽しく遊べる相手が、
必ずどこかにいるはずですわ!!」
畢竟するに……
衣は煢独(けいどく)なままなのだ。

衣と違って独り法師(ぼっち)ではないようだし

もう、一切合財、烏有に帰せばいい!!
そして世界は闇に包まれた……

停電を起こす能力
勇次郎が地面にパンチしたらたまたま地震が起こったのと同じ現象ですね。

物理現象として発光しているんだがw
衣は五大元素に加え、
闇も光も支配下に置いたのだ……

停電中に寝ていたカツ丼さん。
呑気な解説役だ。
最下位の風越は、トップの龍門渕から
2連続で役満を和了っても逆転することはできない……

池田
「ところがどっこい、
まだ可能性はゼロじゃないし!」

久々に久保コーチ登場。
出番はさっぱり無くても「池田ァ!!」の台詞は大人気である。
台詞は「笑顔か……」だけ。
結局この人は何をしていたんだ。

池田
「たとえばこの局、天江から役満を和了る!
そしてオーラス、あたしと鶴賀だけが
3連続テンパイで流局……
その後もう一回天江に役満かませば
うちの逆転優勝だ!!」
「華菜ちゃんはずーずーしいから!
まだまだ諦めない!!」
それがどれだけ可能性の低いことかは、
言っている本人が一番よく分かっているはず。
だが、諦めるよりは、0%よりは可能性が高い。
だったら最後まで希望は捨てない、それだけのこと。
勝負事は負けを意識したらそれだけで負ける。
今池田は、勝負における最高の精神状態に達した!
それと勝てるかどうかは全く別問題なわけで……

ここにきて浸水現象が……

怪物二人が同時に暴れるのか!!

四度目の海底撈月
連荘で追い上げ始めていた清澄の親を一蹴!!
ここまでが第6巻のラスト。
ついにオーラスに突入
最後の親は鶴賀学園。

加治木
「和了り続ける限り、負けることはない!」
点数的にも回数的にも、最もチャンスに恵まれることとなった。
二位の清澄は、龍門渕への役満直撃以外に逆転の方法は無し。
まぁ、池田に比べれば恵まれすぎているほど恵まれた立場なんですけどね……
池田
「振り込まない、和了らせない……
とにかくひたすら聴牌して流局、
それを30回ぐらい繰り返す……」

「華菜ちゃん
奇跡の逆転優勝だし!!」
池田…………ぁ…………
もうここまできたら池田すげぇとしか言いようがねぇよ。
散々振り込んで、精神をズタズタにされて、絶望的な点差をつけられて……
その末にたどり着いた境地が諦めないこと。
他のプレイヤーが超常的な能力を持つ中で、
ただ諦めないことだけが池田のすがるものなんだよ。
その一点だけで、一度折れた心を繋ぎ止めているんだよ。
麻雀が精神力を競うゲームだったら、きっと池田は勝っていた。
想いの強さが運に影響を及ぼすならば、
30回流局して役満を和了れるだろう。
しかし現実はそうは行かない。
結果として残ったのはあの数え役満だけ……
それは、あまりにも不平等としか言いようが無い。
でも……これは麻雀だから。
どのプレイヤーも平等な条件で、そして結果は不平等になる。
最初からそういうゲームなんだよ。それは現実と全く同じ。
想いと結果は関係無い。
それが現実なのさ。
敗者はとかく忘れ去られがちなもの……スポットライトは常に勝者にばかり当たる。
そんな中で、池田は体を張って我々の興味を自分に引きつけてくれた。
そのリアクション、名言の数々は勝者以上に輝いていた。
そして、
現実がどれだけ理不尽なものか
身を持って証明してくれた。
それでも、可能性が0%で無いならば、諦めない方が確率は高い……
「諦めない」とは、精神論に見えて実は最も合理的な思考。
結局人間は、諦めずに最後まで足掻くしかないことを教えてくれたのだ。
池田に四暗刻単騎のチャンス到来!
しかしここで和了れば龍門渕の優勝は確定してしまう!

池田
「出直してきな!!」
最初からこの決勝戦はたった一校しか生き残れない。
二位より下は全て負け!!
例えどれだけ良い役を和了っても、負けては意味はないのだ。

池田
「私は勝ちを諦めない!!」
結局これを最後に池田の戦いは終わってしまう……
決勝戦を通した池田華菜のドラマは、
オカルトを駆使する魔物たちと比べて、
より人間らしく、より生々しい形で
勝負の残酷さや、諦めないことの大切さを伝えていた。
池田華菜、フォーエバー
衣が迷っている……
藤田
「ようやくお前は楽しみだしたんだな、麻雀を」
今までこの感覚どおりに打って負けることはない……
初めて出逢った……
感覚通りに打っても
負けるかもしれない相手――!
全てを感覚に委ね、迷うことを知らなかった衣。
それが初めて迷うことを知り、怖れを感じるのは、
遊戯王5D`sで、全てを運命に委ねてきた
斎王琢磨が十代戦で
始めて先の読めないデュエルの本質を知ったのと似ていますね。
咲
「麻雀って楽しいよね」

「一緒に楽しもうよ!!」
咲も衣も境遇は非常に良く似ている。
圧倒的な強さゆえに疎外感を覚え、
結局麻雀を忌避するようになったこと。
多くの仲間たちが受け容れてくれたのも同じ。
違うのは、咲は再び麻雀を楽しむことを覚えたが、
衣は未だに孤独感から抜け出せていないこと。
衣にしてみれば、
麻雀を楽しむようになった自分自身を相手にしているとも言える。
感覚の傀儡となるのではなく、感覚を選択肢の一つとする!
衣が選んだのは……
今まで通り、感覚に委ねること!

勝負の決め手は、今大会採用の珍しいルール、責任払い
誰かが捨てた牌でカンするのが大明槓(ダイミンカン)
その時、嶺上開花で和了ると
カンした牌を捨てた人が一人で全部払うというルール。
この場合は、天江が一人で12000支払う……
これでは勝てない。

連続カン!
咲のオーラが吹き荒れる……
衣
(衣は今までの自分で同じ打ち方を選んだ。
でもこれで――
この自分が敗衄(はいじく)
するようなことがあるのなら…)

もういっこ、カン!!

衣は――
生まれ変われるかもしれない――

宇宙空間で笑っている咲さんには可符香さん的な恐怖を感じたぞ。
ツモ
清一 対々 三暗刻 三槓子 赤1
嶺 上 開 花

32000です!
数え役満!!
清澄高校団体戦優勝
全国大会進出決定!!
藤田
「久しぶりに見た……あれだけ牌に愛されている人間を」
咲も、照、神代、衣と同じく牌に愛される人間の称号を得ました。


池田
「次は負けないし!!」
個人戦でも池田劇場が見られるのか?w

加治木
「次に打つ時は、私が勝つ」


勝利の抱擁

結局キャプテンには気づかない上埜さん。
もう、そこは「昔と同じで綺麗な眼をしているわね」と言って
キャプテンを赤面させるところでしょう部長!
龍門渕では衣が最年長者
つまり最長老ってことか。
ある意味一番気になっていた池田とコーチ。

今の池田はコーチへの恐怖よりも、
敗北の悲しさの方が遙かに勝っているのだろうが……

久保
「顔を上げろ、池田……
次はぶちのめせよ」

コーチが笑った!!
ついに池田を認めたのか。
まぁ台詞以上の意味を読み取ることはできないわけですが。

結局桃子が言いたかったことって何だったのー?
もう少しの間一緒にいてください?
そりゃ勝負が続いている内は言えないよなぁ……

赤面するかじゅ

デバガメ三人衆


そして、勝ち残った清澄高校には全国での戦いが待っている。
目指すは全国制覇!!
とりあえず驚かされたのは、決着の内容が
金曜日発売のヤングガンガンと全く同じだったということ。
三日前に発売された雑誌に載っていた内容が
アニメ化されるなんて前代未聞じゃなかろうか。
ゲームの勝敗が決した以上、
その過程を振り返ることに大して意味は無かったりする。
最終的な勝者は咲だったわけだが、
勝因はきわめてあやふやなもので、
言ってしまえば単に運が良かったというだけのことだったりする。
麻雀とは、そもそもそういうゲームなのだから。
他のゲームと比べても、過程に“もしも”が入り込む余地が多すぎる。
だから、ただ結果だけを持って語るしかない。
一見、麻雀を楽しむ咲が、感覚に頼る衣に
勝ったように思えるが実はその辺はあんまり関係ない。
勝敗に精神論が関係ないことは、
池田華菜が身を持って証明した!!
誰だって勝ちたいし、想いの力に差は無い。
衣は最後感覚に身を任せたが故に負けたが、
それは本人も言っている通り、自分で選択したこと。
ならば自分で考えて打ったことと何の変わりも無い。
あえて言うならば、
咲の最大の勝因であり、衣の最大の敗因になったのは、
池田を殺さず0点に留めたことなんだろうね。
自分の意志で、確実に、勝敗を決められる分岐点は、あそこだけだった。
それ以外では、程度の差はあれチャンスは誰にでもあった。
でもそれを蒸し返したところで何の意味の無い。
勝負が決めるのは結果だけ。
この決勝戦で勝敗以外の意味を見出すとすれば、
それは勝負に関わった人間それぞれが自分で決めることなのだろう。
これは前々から言いたかったことなんだがね。
この県予選はどの高校が
優勝しても最高の結末だったと思う。
それだけ、どの高校も、
どのキャラも魅力的に描かれていたと思う。
負けられないのはどのチームも同じ。
背負っているものの重さはどのチームも同じ。
そこのところが、この漫画の一番凄いところだなと思います。
咲が眼から炎を出すところ以降はアニメオリジナルなので、
原作ではまだまだ勝者と敗者のエピローグは続きます。
アニメではこれで県予選は終了。
次回からは休息を挟んでオリジナルの個人戦が始まるのか?
つか、今までオリジナルで麻雀のシーンを
描いたことはただの一度も無いんだよね。
その辺が不安ちゃ不安。
次回はプール。
リアル海底撈月ですね。
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