以下ネタバレ
久々のフリアグネとマリアンヌ、宝具トリガーハッピー誕生秘話。
どんなフレイムヘイズも斃せるつもりで造ったけれども、
この宝具がフリアグネの死因になったんだよね……
新大陸にて、白人に徹底的な弾圧を受け、
土地を奪われ虐殺される先住民の描写がただただ悲惨で、
人類史の醜悪な側面を見せつけられた感じ。
そりゃ大地の四神もブチ切れて内乱起こすわ……
予想以上に四神に賛同する味方の人員が膨れ上がり過ぎて
戦争状態になってしまったのが最大の敗因と言うのは納得。
フレイムヘイズの能力を最も生かせるのは暗殺とテロなんだよなぁ。
“瓊樹の万葉”コヨーテ
以前真名だけ出ていたが、
フィレスの回想に出てきた宝石の一味だったのか。
炎の色も能力も他のメンバーの詳細も不明のまま。
腕につけた鍵は一体どんな効果があったんだw
『荊扉の編み手』セシリア・ロドリーゴ
デザインはありふれた感じの美人だがそれだけに好みだぜ。
好き勝手に突っ走った挙句、胴体真っ二つにされて死んだり、
一話限りのキャラの癖に短い話の間に四つも挿絵があったり、
恵まれているんだかそうでも無いんだがw
“皁彦士”オオナムチ
見た目はまんま超巨大なオオムカデということで挿絵はなしw
輪っか状になって回転する様はウルトラ怪獣のナースのようだ。
この短編集一番の目玉である、
『無何有鏡』創造後のアフターストーリー。
新世界に渡った者、現世に残った者の詳しい状況が語られる。
人間の姿になったリベザルさん登場。
悠二にためになる助言をくれているし、何かと優遇されているなー。
何か5D`sの遊星に対する牛尾さんみたいなポジションだ。
<マカベアの兄弟>
新世界で殺人を行う徒の集団。
何か、過去も未来も新たな世界でも、
DQNは絶えることはありませんということなのかw
マカベアの兄弟の王子を圧倒し、見せしめに惨殺する悠二とシャナ。
まぁあの激戦を生き延びたんだからこんなに苦戦して貰っちゃ困るw
カルンの多数の鎖付き鉄槌を付けた櫓と言うデザインは中々新鮮で良かった。
ラストを飾るのはフリアグネの質問コーナー。
フリアグネに始まりフリアグネに終わる!
最後の質問コーナーだけあって興味深い情報が多い。
結局本編で語られなかった“祭礼の蛇”の通称は伏羲。
ヘカテーは女媧、ベルペオルは西母。
で、シュドナイが蚩尤なわけか。
何かこれで完結なんだけど宝石の一味とかマカベアの兄弟とか
まだまだ幾らでも外伝エピソードが造れそうだな。
この辺はあえてぼかしたままにしておいた可能性もあるが……
ノーマッドを読んだ時も思ったけど
私は本作の初期の日常エピソードが本当にどうでも良かったんだなぁと再認識。
新作は変人や色物がいっぱい出てくるのを希望します。
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